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検索すればわかるか?(Chance OperationからAB/CDまで。)

ぼくには知らないことがたくさんあって、
そういう知らないことと遭遇したら、
インターネットですぐ検索できたい。

たとえば、前回noteでは、
先日図書館で借りてまいりました
谷川俊太郎さん+和田誠さんの書籍
『しりとり』のことを申しましたが。この
『しりとり』で描かれるしりとりの中に登場する
【Chance Operation】という語句とはなんぞや?
と思って調べてみると、つまり、音楽家の
ジョン・ケージが考案した音楽手法とのことでして。
なので、ピアノ(とピストル)が描かれているんだなあ、
って納得をしたのですが。

このほかにもこのごろネットで調べていたのはね、
くるりの最新アルバム『感覚は道標』収録曲の
『世界はこのまま変わらない』の歌詞で登場する
【Maluphakanyisw' uphondo lwayo!】
【Morena boloka setjhaba sa heso!】
ということばのことも、なんだろう? と思い、
キーボードでアルファベットを慎重に打ち込み検索すると、
南アフリカ共和国の国家の歌詞として登場する
「コサ語」及び「ソト語」のことばなのだそうで。(Wikipediaより)
ぼくにはまったく触れたことがないアフリカの言語さえも、
歌の歌詞に込めて歌われるくるり、やっぱり、すごい!
と感じてから、さらにさらに、この
『世界はこのまま変わらない』が大好きになりました。

同じくこのごろ聴きました音楽のことで申しあげますと、
先日リリースなされましたユニコーンのアルバム
『クロスロード』9曲目収録、川西幸一さん作詞作曲の
『1万トンバース』における、この
【1万トンバース】という語句もぼくは存じなくって。
検索してみると、広島県広島市南区にある
広島島港宇品外貿埠頭」の通称とのことでして。
つまり、広島の海の玄関「広島港」の東側、
国内外よりやって来るクルーズ船等が寄港する場所らしい。
そう想いながらあらためて曲を聴けば、
ユニコーンの故郷・広島の道と海の光景が目に浮かぶよう。。。

シビれる交差点 曲がった先の
目指すは今宵 1万トンバース♪

たとえば、これらのことばは
その語句をブラウザの検索窓に打ち込めば、
調べることができ、かつ、知ることもできるけれど、
でも、知らないことというのは
「ことば」だけに限らない。

以前読みました本では、
「ABCD包囲網」ということばが載っていて。
ABCD包囲網」とは、1930年代後半より行われた
日本に対する経済制裁あるいは経済封鎖における
日本側からの別称であり、そして、
この「ABCD」とは、貿易制限を行った
アメリカ(America)、イギリス(Britain)、
中国(China)、オランダ(Dutch)の4国の頭文字とのことでして。
このことばを書籍で読みながらはっと思い出したのはね、
昨年リリースされましたカーリングシトーンズの
アルバム『Tumbling Ice』9曲目収録、
トータスシトーン(トータス松本さん)作詞作曲の
『AB/CD』という曲なのでして。

ここが我らの包囲網
泣く子も黙る包囲網
逃しはしないぜ

AB/CD/カーリングシトーンズ

この『AB/CD』では、歌詞の中で
【包囲網】という語句が登場していて、
つまり、この歌詞とは
「ABCD包囲網」より来ていたんだなあ。
って、やっとこさ理解できたのだった。

こういうことってば、
ネットで検索すればわかる、
というものとはちがうから、つまりはさ、
ネットがあればいろんなことを知ることができる、
というのも言えないよなあ、って、
あらためて考えたのよね。

たとえ今は知らなくとも、
いつか、なにかのきっかけによって
いろいろ知ることができると信じたいぜ!

A画も B術も C事も Dまかせ
Aンタメ Bジネス Cビれる D来栄え♪

令和5年11月25日

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