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はだにふれるきんぞく

石野@マクラメアクセサリー作家

こんにちは！
いつもブログに遊びに来てくださり、ありがとうございます！
マクラメ職人の石野です。

さて今日は、肌に触れる金属のお話です。

・肌に触れるアクセサリーだからこそ悩むこと

５月の下旬より少しずつではありますが、以前からリクエストの多かった「耳飾り」を製作したり、検討したり、デザインを決めたりしています。

その中でどうしても切っても切り離せない。
しつこいお餅のような、あ、いや。大切な話なのでね。つい。

どうしても棚上げにはできない懸案事項というものがございます。
そう、それが「金属パーツ」なのです。

金属アレルギーと一言にまるっと申しましても、症状や発現する条件は人さまざま。ニッケルフリーのパーツでもNGの方もいらっしゃいますし、真鍮はNGだけど14kgfは大丈夫という方もいらっしゃいますよね。

かくいう私も、ここ最近、金属アレルギーの軽度のようなものを発症したようで、ネックレスをしていたら首がかゆい！うまい（ちがう←わかる人いたらTwitterでリプくださいね。きっとですよ！！）

チェーンをしていた部分がミミズ腫れになっていたということもありました。ですが、手首は同じ素材でも大丈夫だったりということもあったり、体の部分によっては皮膚が薄いところ、手首など比較的お顔の皮のように皮膚が厚い部分（ちがう）なら大丈夫、ということもあったりです。

身体のちょっとした不調がある時に、反応が出やすい人だったり、汗ばむ時期は気を付けないとかゆみが出やすい人など、天候や湿度、環境によって症状が出る方などがいらっしゃいます。

・MACRAME KANOで使う金属ビーズの種類とこれまでの経緯

マクラメアクセサリーでブレスレット、ペンダント、ネックレスを製作する際は、ここ数年。特に2022年秋以降は、以前は使用していたsilver925ビーズでの製作をほとんど止め、代わりに14kgfビーズをメインとした作品作りに少しずつ移行していきました。

ちょっと細かな話になってしまうのですが、青やネイビー、黒の糸を使用する際でかつ、青や緑、レインボームーンストーンなどの虹色を帯びた白色の天然石をメインとした製作の際は、14kgfよりむしろsilver925ビーズの方が色彩的に合いやすく落ち着くということもあります。

また、コスト面を考えた時、silver925ビーズ方が14kgfビーズと比べると利用しやすいのですが、、、。どうしても金属アレルギーで悩んでいたり、普段は金属アレルギーなどの反応は出ないけれど、先ほどのふとした揺らぐ時期などにそうした反応が出やすい方もいるということを考えると、14kgf素材の金属パーツをメインで使った方が、製作側としてもお客様側としても安心感が高いのではないか？

と色々悩み検討し、現在に至ります。

・パーツ種類の差額の悩み

もちろん14kgfビーズでも反応が出てしまう、という方もいらっしゃいます。そうした方が安心してお使いいただけるように、樹脂素材の導入も進めているのですが、イヤリングとピアスの場合、パーツの単価の差が生じてしまうことにより、購入を躊躇しがちなこともあるのではないか？という別の悩みも生まれてきたり、と耳飾りは色々と検討材料が個人的にとても多い気がしております。

私自身がイヤリングユーザーなので、かなり以前ハンドメイドが流行り始めた頃、イヤリングを購入しようとして「イヤリングだと＋○○円」と追加料金が加算されると知り、何回か購入を見送ったことがございます。

また、ネジバネ式やぱちん、と閉じるタイプ、樹脂ノンホールタイプなどイヤリングでも種類が豊富。ピアス金具にイヤリングのコンバーターを付けて利用するタイプなどを合わせると、選ぶ方も迷ってしまいますよね。

これまでも耳飾りのアイテムの販売は幾度も経験させていただいておりますが、お客様によっては樹脂がいいのだけど、ノンホールタイプだと耳がかえって痛くなる、という方もいらっしゃったり。プラスティック素材で作られたイヤリングもパーツとして販売されているのですが、少しごつい感じがちょっと…、ということで結局悩みに悩んでノンホールタイプにされたお客様もいらっしゃいます。

耳飾りのパーツって、本当に選ぶの大変ですよね！

イヤリングだけでなく、ピアスの方も種類が豊富で実は大変です(笑)。
フックタイプのもの、ストレートタイプのもの。チェーンのもの。円形のリングのような形のものや、フレンチ・・・ええっと、フレンチフックタイプだったり…。

金具を全種類集めるととても大変ですよね！
けれど耳飾りのデザインや身に着けた時の風合いや印象で、この金具というのはとても重要な要素になるのでおろそかにもできず。

・金属素材についてアンケート取ってみました！

さて、最初に話を戻しましょう。
ということで、様々な検討事項があるため耳飾り作ります！と言いましても、色々なハードルがあるわけなのです。

これまで様々な形状や素材のものを取り扱ってまいりましたが、先日Twitterの方でフォロワーさんに「普段使いしている金属パーツの種類」についてアンケートを取らせていただきました。

いただいたアンケートの結果がこちらです。
14kgfとsilver925がやや同程度。素材を気にしたことがない、という方も同じくらいの割合でいらっしゃいますが、「サージカルステンレス」ご利用の方様が過半数近くくいらっしゃった、ということがわかりました。

・サージカルステンレス

かなり以前、製作のため医療用のサージカルステンレス素材のパーツを取り寄せたことがあるのですが、販売元の業者さんも、とても親切で丁寧に素材について教えて下さり、ここなら安心してパーツをお願いできると思ったことがあります。

また、サージカルステンレスというとシルバーカラーというか、いぶし銀のような色合いばかりを連想してしまうのですが、調べていくと「ゴールド」カラーのサージカルステンレス素材のパーツもあるということがわかりました。

問題は、このゴールドの色彩の理由です。どのような素材が含まれていてゴールドなのか、表面にどのようなコーティングをされているのか。耐久性や経年使用による劣化などの状況はどうなのかなどなど、調べていきました。

また通常のサージカルステンレスに使用されている素材はどのようなもので、アレルギー反応が出にくい理由は何なのか。安心して提供できるに足る説明や理由は明記されているのか。それをちゃんと私が理解でき、伝えることができるのか。

現在まだ少し、検討の段階ではありますが、もう少し落ち着きましたら「サージカルステンレス」を使用した耳飾りを主力商品に加えていく予定です。

安心で安全にお使いいただけるよう、準備を進めてまいりたいと思っております。

・どんなデザインの耳飾りを作る予定？

今後の予定では、先日製作した

左右色違いのダブレッドストーンの耳飾りや

トルマリンの原石のブレスレットに使用している、チェーンパーツをサージカルステンレスに変更したり、

雨粒のような透明感のある粒感と色合いに癒される、とおっしゃっていただいたこちらのような雫の天然石をたくさん使った耳飾りなどを季節に合わせてたくさん製作していきたいと思っております。

できれば7月の下旬から8月の上旬にお目見えできたらと思っておりますので、楽しみにお待ちいただけましたら嬉しいです！

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沼落ちnote

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天然石を極細の糸で編むマクラメクリエイター。天然石をマクラメの技法を駆使して宝石いっぱいのペンダントにしています。