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Swift愛好会スピンオフ WWDC21セッション要約会 を開催してみた

去年に引き続き愛好会の場を借りて、1年ぶりに開催しました!

せっかくなので、発表を順に紹介していきたいと思います。

1. Meet StoreKit 2

StoreKit の新しい機能の紹介!

Concurrency(async/await) を使うことでネストを無くして、綺麗に実装できるようになります。また、Xcode上でぽちぽちすることで、Transaction の処理をコントロールでき Debug にも使えるそうです。

2. Keynote

去年に続き今年も Keynote をまとめてくれた Roku ちゃん!

1時間46分を5分にぎゅっと凝縮した発表で、Keynote を見ていない人もこのスライドだけで全てを見ることができます。

Twitter上では、 Universal Control という MacやiPadの連携できる機能が騒がれていて印象的でした。

3. Build interactive tutorials using DocC

Apple が作った新しいドキュメンテーションツール DocC の紹介!

SwiftUI のような宣言的な書き方ができ、ツールを使えば Web にもホストできるそうです。

チュートリアルは作れる」名言をいただきました。

4. Send communication and Time Sensitive notifications

Push 通知まわりのお話!

ユーザーが通知のフィルタリングをできるようになり、開発者向けには通知のレベルが増えました。また、通知を Siri に学習させる機能も付くそうです。

5. Meet Xcode Cloud

Xcode で CI/CD が出来るようになる Xcode Cloud の紹介!
そして jolly さん久しぶりの登壇!

環境変数の設定、カスタムスクリプトの実行、Webhook など色々できます。実際のところ使えそうかどうかは、2FA 周りの解消や料金次第なところはありそうです。

6. Build dynamic iOS apps with the Create ML framework

Create ML まわりのお話!

iOS/iPad からも機械学習ができるようになります。実務でどのように使うかは考えるところがありそうとのこと。

7. Meet async/await in Swift

兼ねてより議論されていた async/await がついに Swift に!

for 文に使用でき、並列実行もできてしまう。既存の Delagate 処理もラップしてあげることで対応することができるそうです。

8. The practice of inclusive design

さまざまな背景を持つユーザーに対して、デザイン周りでのお話!

LGBTの配慮、アクセシビリティ、文字の意味のーカライズ、色のローカライズなど、対応すべきことが多岐にあるそうです。

9. Protect mutable state with Swift actors

新しい概念でもある Actor のお話!

Android のコルーチンのような割り込み処理ができるそうです。他にも Sendable に準拠させることで、データの競合が起きないようにする必要があるとのこと。

こちらは、まだまだ学ぶべきことがたくさんありそうです...

10. Diagnose unreliable code with test repetitions

テスト周りのお話!

繰り返し実行機能が実装され、条件は不明だが不定期で失敗したりするテストを再現するのに使えます。また、テストが失敗した際にはデバッガを起動できるそうです。

終わりに

去年はWWDCの動画をたくさん見ていたのですが、今年は全然見ていなかったので、すごく勉強になりました。

資料だけでは物足りない人は、動画のアーカイブがあるので、そちらを是非見ると良いでしょう。


それでは、また来年!(やるかも?)

貯金します!