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ファブカフェで遊んだ話

 それは9/18のことでした。栄でふらついていたわたしが地上に上がると、そこには全く見覚えがない謎のショッピングモールが広がっていたのです。ヒサヤオオドオリパークのオープン初日なのを何も知らずに来てしまったわけです。

 テレビ塔を挟んだ南北になんか作っているとは唐戸屋から眺めてふんわり知ってはいたけれど、オープンの日とか知らなかったよ。暇だったのでふらふらと北上していくと右手(東側)になんか意識高そうな、MacBookが無いと入れなそうなカフェを見つけました。それがファブカフェとの初遭遇でした。ファブって何なのか分からなかったので調べたらファブラボ……何でも作れる、主に3Dプリンタとかレーザーカッターの工房のことらしい。

 レーザーカッターと言えばわたしにとっては苦々しく恥ずかしい記憶がございます。カインズホームの工房でレーザーカッター使わせてもらおうと必死にデータ作ったけどアピアランス複雑過ぎて受け付けて貰えなかったこと×3回……。

 今思えば単純にアピアランス分解すればよかっただけなんですが、当時はそれすら気づかないくらい余裕がなかったんですよねー。

 それはともかくだいぶ北上しちゃったしお腹空いたからふんわりと入店してロコモコ注文。そしてしれっと機械の近くの席を取りロコモコ食べ終わってから加工サンプルを見ていたら店員さんに声をかけられる。ええもう声かけられるの待ちでした。どうやらここのファブカフェはレーザーカッターとUVプリンタが使えるらしい。レーザーカッターは一応分かるとして、UVプリンタは正直何にでも紫外線硬化で刷れるプリンタとしか分からなかったのですが、別のところに置いてあったサンプルで理解した。アクリルブロック作れるじゃん!アクリルブロックというのは下の画像のようなものです。

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 要するにアクリルの分厚い板に画像をプリントして飾るもの(オブジェ)なんですが、業者に頼むとだいたい4000円くらいかかるんですよ。それに比べファブカフェだとドロップイン15分で1000円なので全面プリントならともかく上記のように文字だけ刷るならドロップイン15分1000円+アクリルブロック代だけなので恐らく安上がりだなと思いました。

 後にそれは間違いだと知るわけですが。

 ともかく連休のうちにレーザーカッター用の透明ブルーのアクリル板を入手し、UVプリンタ用のアクリルブロックはモノタロウで注文した……のですが、モノタロウから届いたアクリルブロックは表面に傷がついていた!側面が切りっぱなしで磨かれていないのは購入者レビューで見たから知っていたけど、思っていたより切りっぱなし感がすごい。今更だけどモノタロウ的にはあくまでも資材であってまさか観賞用に使うとは思っていないよね。とはいえ傷の件は検品が甘いからモノタロウにクレーム送りました&ちょっと反省。やっぱりアクリルブロックを業者に頼むと高いのは側面の鏡面仕上げとか傷が無いように検品とか手間がかかっているんだなぁと理解。今回はUVプリンタ体験したいだけというか文学フリマで飾っておく用の非売品だからそのまま使うことにしました。

 そして、データ作成。レーザーカッター用のデータは前回の反省を活かして文字の彫刻と外のカッティングとキーホルダー用の孔開けだけにしました。データはこんな感じ。黒が彫刻で赤がカッティング。ちなみに文章は自作です!

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 UVプリンタ用のデータはレイヤー分けと白インク用の特色だけ気をつければよかったのでデータ作成は楽でした。下の画像は雑な再現です。実際には枠はなくて真四角に文字がある感じ。

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 どちらもデータはIllustratorで作成しているのですが、うちのはCS6なのでフォロワーさんに頼んでデータをCCにバージョンアップしてもらいました。

 そしてできたてのデータを入れたUSBを持って土砂降り中一週間ぶりにファブカフェに行きました。

 上記のデータの入ったUSBとアクリルをスタッフさんに渡して加工をしてもらいました!完成したものが以下の画像です!

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 自画自賛になるけど結構よくないかこれ。レーザーカッターで作った方はパーツつけてキーホルダーにして文学フリマで本と抱き合わせ販売する予定です。アクリルブロックは文学フリマでただただ見せびらかす。非売品です。前述の通りアクリルブロックは傷があるから売りたくても売れないのです!

 こんな変なものも作れるファブカフェナゴヤは久屋大通駅の北口出て、ヒサヤオオドオリパークを3分北上した先にあります。みんな気軽にファブればいいとおもいます!




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