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2024年6月クルーパーティー報告!

みなさんこんにちは、NPO法人日本ホームチャイルドケア協会です。
当協会では、定期的にベビーシッター同士の交流を目的に「オンラインクルーパーティー」と「リアルクルーパーティー」を開催しております。

ベビーシッターは、基本1人業務のため、他のシッターさんがどんな保育をしているのか見ることができません。
クルーパーティーではシッターの皆さんの交流と情報、意見交換などが気軽にできる場として実施しております。

シッター同士の横のつながりができることで、ちょっとした悩みや疑問が解決するかもしれません。クルーパーティーに参加された方からは「仲間が増えて心強いです」などのお声もいただいております。

クルーパーティーは、クルー限定の交流の場となっておりますので、安心して仲間のみなさんと情報交換していただけます。

クルーについて はこちら↓↓↓

クルーにご興味ある方は、最後に「クルーパーティー無料体験のご案内」がございます。ぜひ一度お試しください。

6月オンラインクルーパーティー

2024年6月3日(月)にオンラインクルーパーティーを開催致しました。
テーマのみならず、食事や睡眠についての情報交換もたくさんで盛り上がりました。



今回のテーマ「トイレどうしてる?」

ベビーシッターのシッティング中にトイレに行きたくなることは、みなさんあると思います。訪問先のお宅で、外出先で、お子さまが抱っこで寝ている時、お子様から目が離せない時などにどうしているのかを共有しました。
また、訪問先でトイレを使用させていただくにあたり許可を得ているか、などを含めベビーシッターの「トイレどうしてる?」のアンケート結果を元に話していきました。

<アンケート結果はこちら>

Q.訪問先のご家族に許可を得ている?

多くのシッターさんが保育サポート前にはトイレに行くようです。
訪問宅の滞在時間にもよりますが、できる限りトイレを我慢するシッターさんもいるようです。とはいえ、生理現象ですから行きたくなることはあります。そこで、訪問先のご家族にトイレの使用許可を得ているかが話題になりました。お宅に伺ってすぐにトイレの場所や使用させていただくかもしれないことをお伝えする場合や、事前面談の時にトイレをお借りするかもと許可を得ているシッターさんもいるようです。

Q.保育中にトイレに行きたくなったら

引き継ぎが完了し、保育が開始されますと、お子様から目が離せなくなります。そんな時にトイレに行きたくなったら皆さんどうしていますか。

サークルなどの安全スペースがある場合は、そこで待っていてもらう。
おんぶや、抱っこをしながらトイレに入る。
部屋で待っていてもらう場合は、トイレの扉を開けて使用する。
この場合、ご家族が在宅か、外出されているかによっても対処が変わるようです。「ご家族の急なご帰宅に備えて扉は少しだけ開けておく」、「すぐに閉められるようにしておく」などの声もあり、悩ましいですねと言いながらも盛り上がりました。
中でも注目を集めたのは、ベビーソファが利用できるというお話でした。座るとお子様が立ち上がることはなく、安定しているので安心とのことです。実は足腰鍛えられる、レンタルもあるということでご家族にオススメもしやすいということでした。

ベビーソファとは ↓↓↓

バンボ ベビーソファ

外出先でのトイレ

シッティングは、訪問先のお宅のみでなく、外出することもあります。外出時間も行先も様々です。また、お出かけするお子様の年齢や性別、ベビーカー使用などシチュエーションも様々で、トイレに一緒に入ることができる場合ばかりでもないようです。
公衆トイレでは、異性のお子様の場合、一緒に入ることができず少し離れた場所でお子様に待っていてもらわなければいけない状況も考えられます。そのような状況を回避するために、より近くで待っていてもらえるなど安心できるトイレを探しまわることもあるようです。
そんな中、多目的トイレの利用は便利なようです。ベビーカーごと一緒に入ることもできますし、性別問わず扉のすぐ向こうでお子さまに待っていてもらえるのでより安心、と共感を得られていました。
扉の向こうですと常に声をかけながら入ることもできますね。

ご家庭によってルールは様々

訪問するご家庭によって、トイレに関するルールは様々あるようです。
きれい好きなお宅では、なるべくトイレを使用してほしくないと思う方もいらっしゃるようです。
また「掃除をしていないので・・」と気にされて、掃除をしてくださるといったお手間をかけてしまうようなこともあるようです。
こちらから「掃除しますから大丈夫ですよ」とお声かけすることで喜ばれました、というお話もありました。
これらのことからもトイレをお借りすることは、訪問先のご家庭の負担が生じることがあるということがみえてきました。
「ご家族に許可を得ている?」の話にもありましたように、事前面談の時などに「お借りするかもしれません」とお伝えしてあらかじめ認識をすり合わせるとお互いよいかもしれません。

よりよい保育にするために

ご家庭への配慮を丁寧にするとともに、保育者自身が無理をせず心身ともに元気で幸せな状態であることも大切にしたいですね。
それはきっと、よりよい保育につながると思います。


テーマ以外の「睡眠時のサポート」についてや「食事について」なども話題に上がりました。

睡眠時のサポート

睡眠時に、真っ暗にして部屋を出てほしいというお宅が増えているようです。見守り用の暗視カメラを設置しているお宅も増えてきました。
実際に、ご家族の方からこのようなお願いをされたことがあるシッターさんから「皆さんはどうしていますか」と質問が出ました。
同じような経験をされたシッターさんもいらして、情報交換ができました。
保育者としての睡眠時の観察義務があることをご家族にお伝えしていくことや、お子さまの安全を第一に考えていくことなどを皆さんと確認することができました。
東京都利用支援事業の事業者向けには、「『それはできない』と断わりましょう」と言われているそうです。

食事について

食中毒の問題や、リンゴを食べて窒息したお子さまの事故についても意見交換しました。
食事中の窒息事故を防ぐという点では、お子さまが泣きながら食べるのはよくないという話題は一般的によく聞かれますが、実は、笑いながら食べることで誤嚥を起こして窒息することもある、というお話を聞くことができました。
また、咀嚼・嚥下の発達段階の確認についても話題になりました。お子さまの歯の本数の確認や、口腔内確認をすることが大切であり、それを見極められる知識を身につけておくことが必要なことと改めて確認をしました。
そして、今一度そのような学びの機会がほしいという意見が出ています。

食中毒については、ご家庭でご用意いただいた食べ物をお預かりの際には、きちんと管理をすることが、食中毒を未然に防ぐことにつながるということを、みなさんと共有しました。


参加者の感想

ベビーシッターの実際に働いている方たちのお話、勉強になることばかりでした!引き続き興味のあるテーマで行っていただけると嬉しいです。

おわりに

今回は「トイレどうしてる?」というテーマを皮切りに、食事や睡眠など多くの話題で意見交換などができ、とても盛り上がりました。
すでに現場に出ているシッターの皆さんの経験や工夫されていることには学びがたくさんです。
行政からの指導の情報なども多く、大変ありがたい機会となりました。

普段知ることができないシッター仲間の保育「みんなどうしてる?」は、貴重なお話が詰まっています。想定内、想定外と自分だけでは予測できないことを知ることができるチャンスはきっとみなさんのお役に立つことと思っています。


テーマについて

今回も前回に引き続き、テーマを設けて開催致しました。
テーマは、シッターの皆さんが、聞いてみたい、知りたいと思っていることを取り入れています。そのために、インスタグラムでアンケート調査を行っています。また話したい内容も引き続き募っていきます。
テーマをきっかけに話していくと共に"聞いてみたいことを聞ける、自由に話せる場であること"も大切にしていきたいと思っています。

Instagramのアンケートはこちら ↓↓↓


<次月の予定>

毎月1回のクルーパーティーを実施いたします。
テーマをきっかけにシッターのリアルを皆様と一緒に共有しながら、意見交換等、その他も自由に話せる場となっております。
次回から時間を30分早め開催しますので、お気をつけください。

7月1日(月) 21:00~22:00オンライン(zoom)
  テーマ:持ち物 何を持って行ってる?(必須アイテムは何?)

<Peatix申込みサイト>

 ↑↑↑クルーパーティー無料体験のご案内
新規ご参加希望の方は、割引コードを入力すると無料で体験できます。
シッター仲間とお話してみませんか。

<クルーパーティーは以下の日程で開催されます>
 ●オンライン 毎月第1月曜日 21:00~22:00 ※リアル開催月以外
 ●リアル開催 年3回予定 


また下記リンクにて随時情報を更新していきますので、ご確認頂けますよう今後とも宜しくお願い致します。

★ひとり親家庭の支援の継続と、ベビーシッターのインフラ化に向けて
・親子交流会のリーダー
・ファンドレイジングのリーダー
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全国の訪問保育者さんと一緒に
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