バカのバ。とは

何故かタイミングと縁があって、子供にスポーツを教えている。教えるほど上手くも経験、知識もない。なんなら初心者である。
教える際に大事にしていることはどれだけバカになれるかだと思う。
相手が小学生ということで、小学生が好きそうな低レベルな冗談もたくさん言う。一緒に遊ぶし、蹴られたり叩かれたりもする。なんというかコーチぶらないというのか。そお、偉そうにしない。これは自分が接してきた人で信頼できる人の共通点でもある。なんか完璧じゃないというか、抜けてるところもあって、不完全だけど熱いモノを持っていて、相手にマジになれる。
だから、僕も子供の前では完全なコーチではない。お手本は今でも全然失敗するけど、本当に伝えたいのは完璧なプレーじゃない。これに関しては、シュートとかドリブルとか攻め方とかあるけど、伝えたいのは失敗してもいいこと。
失敗してる人を見て、どのように捉えるかは相手次第だけど、最近のコーチで思うのは自分の型にはめようとしすぎてる。理論や知識が確立されたなかで良いものをパズルにして、子供をピースにしすぎてると思う。これは社会人の若手の教育にも言える部分もあると思う。
失敗していい。むしろ失敗し続けて、自分の可能性を広げてほしい。子供のうちにバカを見習って、それを見て楽しんでる側より楽しませるぐらいのガキであってほしい。悪ガキでいい。悪ガキにさせたくないのは、管理する側がめんどくさいという理由だけだ。管理側にスキルがないだけ。だってそーゆう人たちって悪ガキの経験がないから、悪ガキの気持ちもわからないし、どーしたらいいのかもわからない。
不器用でどんかんで自分に正直なバカな子が増えるといいなあ。

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