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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

ファンタスティック・ビーストシリーズ感想

※ファンタスティック・ビーストシリーズは本記事を書いている現時点(2024/02/25)でAmazon Prime Videoで配信されているので、そちらを見る方が手っ取り早いと思います。

ファンタスティック・ビーストシリーズとは

 ハリーポッターシリーズの原作者であるJ.K.ローリングが映画用に書き起こした脚本を使った映画です。そしてハリーポッターシリーズの過去の話です。
構想上では全5作らしいのですが、現時点では3作までしか出ていません。続きが出たらしれっと感想を追加します。

映画用に書かれたこの作品、映画としてはハリーポッターシリーズより断然面白いです!なぜならハリーポッターシリーズは小説を思い切り端折ってるのであくまでも「忙しい人のためのハリーポッター」なため、映画としてちょっと微妙なんですよね。でもこの映画はそんなことがない!ちゃんとすべて描写される!意味がわからない描写や話が繋がらないこともないし、ギャグありシリアスありで面白い!緩急がしっかりしてる!素晴らしい!


ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

時間:2時間22分
ジャンル:ファンタジー
視聴媒体:U-NEXT
種類:吹き替え

あらすじ

魔法の腕は超一流だがおっちょこちょいな魔法使い、ニュート・スキャマンダーは、トランクを手に世界中を旅しながら魔法動物を集めている。だが、ニューヨークでトランクから危険な魔法動物たちが逃げ出し、街中が大パニックに陥ってしまう。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

ネタバレあり感想

 イギリスの魔法使いで魔法動物学者であるニュートがアメリカにやってきてひと悶着を起こし、マグルのジェイコブとアメリカ魔法省のティナと一緒に解決しようとする話。ハリーポッターは「魔法に馴染みがなかった主人公が魔法学校に入学して魔法界に触れていく話」でしたがファンタスティック・ビーストは「魔法使いが人間界に影響しないように過ごす話」なんです。ハリーポッターでは魔法を知っていくのはハリーの役目で、ファンタスティック・ビーストではマグルのジェイコブがその役目になっているのが本当に面白い。
また、魔法界の仕事や役職、政治や人間界についてなども語られるため、ハリーポッターシリーズでよくわからない部分だった魔法省や大人の魔法使いとはなんなのかが語られてるのが良い。ファンタジー好きな大人こそこの作品は響くと思うんですよね!世界中飛び回っていくのでそれも面白い!
それにタイトル通り魔法動物と関わっていくのが本当に素晴らしい。最初は気持ち悪いと思っていた魔法動物でさえ見ていくうちに可愛く見えてきます。


ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

時間:2時間24分
ジャンル:ファンタジー
視聴媒体:U-NEXT
種類:吹き替え

あらすじ

ニュート・スキャマンダーは、捕らえられていた「黒い魔法使い」グリンデルバルドが逃げ出したことを知る。恩師・ダンブルドアに、「黒い魔法使いを倒せるのは君だけだ」と告げられた彼は、魔法界と人間界の支配を企むグリンデルバルドを追ってパリへ向かう。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

ネタバレあり感想

 ハリーポッターシリーズでちょっとだけ語られたグリンデルバルドと明確に敵対する話ですが、本作ではマグルへの差別も同じく語られます。それが良いんだ!
今回の舞台はイギリスとフランスです。もちろん前作同様マグルのジェイコブも関わってきますし、タイトル通り魔法動物との関りもあります。
今作では悪役としてのグリンデルバルドのカリスマ性がハリーポッターシリーズの悪役ヴォルデモートと結構違うのが面白いところでした。グリンデルバルドは依存させて自分に従わせるタイプで、ヴォルデモートは恐怖と力で従わせるタイプ。うーん、面白い。
今作ももちろん面白いのですが、次回作含めて前後編のような作りをしてるので、早く続きが観たい!となった作品でした。


ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

時間:2時間24分
ジャンル:ファンタジー
視聴媒体:U-NEXT
種類:吹き替え

あらすじ

魔法界と人間界の支配をたくらむ黒い魔法使い・グリンデルバルド。彼に対抗するため、魔法生物学者のニュートは、魔法使いの仲間たちと人間を集めたチームを結成。グリンデルバルドに立ち向かう。そんななか、ダンブルドア先生の過去が明らかに…。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

ネタバレあり感想

 ダンブルドア主導でグリンデルバルド対抗チームを作り、イギリス・アメリカ・ブラジル・ドイツを舞台に世界を飛び回ってグリンデルバルドに対抗する話。

 今作からグリンデルバルド役が交代しており、マッツ・ミケルセンになっています。マッツのグリンデルバルドの色気がやばすぎて最高でした。今作ではグリンデルバルドとダンブルドアの過去が語られていくのですが、二人は恋愛関係だったようなのです。正直その噂は聞いていましたがいままで納得できていませんでした。が、今作を見ればわかる。そりゃあこんな賢く美しくカッコよく色気マシマシなグリンデルバルドがいたら、惚れる。

 今作も魔法動物たちとの関りは面白いのですが、一番の見どころは魔法対決じゃないでしょうか!本当にかっこいい!無詠唱呪文は当たり前、呪文連打も当たり前、即座に避けて反撃するのも死角から攻撃するのも当たり前!わぁ~!これが凄腕の魔法使いの戦いなんだ~!と感動できます。
それにダンブルドアの戦い方が面白くてかっこいい!鏡や雨の雫を使って鏡像世界に潜り込み、現実世界に影響しないように戦っていく(恐らく相手は鏡像だと気づいてない)のが面白い!

 あとジェイコブ!ジェイコブは本当に素敵で最高でした。このシリーズを大好きになった要因は彼の影響が一番大きい気がします。ジェイコブは普通のおじさんですが、誠実で、知らないものに対する忌避感もなく、誰に対しても自然に接することができるとても素敵な人なので、そりゃ好きになるよな!結婚したくなるよな~!!と納得のカップリングです。一度悲惨な別れ方をしてもちゃんと話し合ってくれる、そんなジェイコブが大好きすぎる。

ストーリーもキャラクターも演出も大好きな映画シリーズになりました!観れて良かった~!

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