ゲーム「ゼルダの伝説 夢を見る島」感想
だいぶ昔に発売されたものをSwitchでフルリメイクされた「ゼルダの伝説 夢を見る島」。ゼルダの伝説シリーズはいくつかやってたのでSwitchでできるならいっちょやってみるか~!とプレイしてみました。
結論、やっぱゼルダは面白いわ!話は悲しくなったけど!
ジャンル:アクションアドベンチャー
プレイ時間:18時間
媒体:Nintendo Switch
■ あらすじ
公式サイトから引用します。
公式にはこう書いてますが、リンク(主人公)が修行の旅を終えたこともハイラルに帰る航海の途中なことも、感想を書いてる今、初めて知りました。
嵐に巻き込まれて島に流れ着くだけじゃなかったんだ……。
本作では起動時に嵐の中にいるリンクのアニメムービーが入り、その後浜辺に打ち上げられて助けられている3Dムービー後にスタート画面が表示されます。アニメは昔っぽい雰囲気があって可愛かったな~。
普段のゼルダシリーズと異なるところ
通常のゼルダシリーズはゼルダ姫に頼まれてガノンもしくはガノンドロフという悪役を倒し世界を救うというお話です。これがゼルダシリーズの共通ストーリーなのですが、今回は修行帰りですしゼルダ姫はいないですし悪役もいないのでかなり毛色が違います。それもこれも「夢を見る島」という特殊な空間だからこそ。
調べてみるとシリーズ初期の頃に「夢を見る島」を出しているようでした。このテンプレートストーリーが出来上がる前だったのかな?
■ なぜかゲストキャラがいる
なぜか任天堂他作品のキャラがいます。そもそも夢を見る島の特徴的な巨大卵からしてヨッシーの卵だし、クリボーやカービィやドッスンなど、色々います。なんでゲストがいるのかはよくわかりません。
ゲストキャラが作中のどこにいるのか、見つけるのも楽しいかも!
■ ゲームシステム
いつも通り、ゼルダはゲームシステムが最高だったな~!細かく書いていきますが、紹介動画を貼っておくのでこちらを見る方が手っ取り早いかも。
モード
ノーマルモードと辛口モードがあります。私はノーマルモードで始めました。
グラフィック
かわいい!箱庭の人形のような世界観でした。リメイク前のグラフィックも見てみましたが、元の可愛いドット絵の雰囲気をうまく3Dに起こしている印象を受けました。
サウンド
ゼルダおなじみのサウンドからオリジナル、はたまたマリオなどのゲスト作品曲まで、やっぱゼルダってサウンドが良い!
アイテム画面
持ち物がとても見やすい画面。UIが良いんだよな……。これは始めたばかりのスクショなのでほぼ何もないですが、アイテムが埋まっていくと綺麗に表示されます。
マップ画面
手持ちのマップはこんな感じ。これから開けていく全世界地図です。ただこれでは周辺の地理がわからないですよね。
なんと、目覚めた村に図書館があり、親切にもそこで地図を見せてくれます。わ、わかりやすい……。
お助けキャラ うるりらじいさん
電話かけるとヒントを教えてくれるじいさんです。電話越しじゃないとお話してくれないシャイなじいさんです。こいつがいなかったらクリアできなかった気がする。ヒントをくれてありがとう。
■ ダンジョン
いつものごとく、謎を解いて先に進み、ボスを倒していくダンジョンです。ゼルダはレベルという概念がないので、謎解きが主になります。公式の動画の方が伝わりやすいかも。
フィールド
通常のフィールドとは別に、横スクロールフィールドもあります。これが面白かった!まさにマリオでした。
■ ミニゲーム
ミニゲームがいくつかあります。ミニゲームによってはほぼ触らなかったものも多い。
クレーンゲーム
ストーリー進行に重要なアイテムがあるやつ。必要だったのでやり始めたところ、意外と面白かったので商品を総取りしてやりました。
釣り
プレイしたところ瓶を発見。ストーリー進行には関係ないですが、ゼルダシリーズでは瓶は絶対に取っておくべきアイテムなのでがんばって釣りました。面白さは普通かなぁ。
急流すべり
アイテム集めとタイムアタック2パターンが楽しめるミニゲーム。1回が高すぎるので1度しか遊んでないやつ。単価安くして!!
貝殻集め
貝を集めるとご褒美にアイテムをくれます。貝殻は埋まっていたり宝箱にあったり様々なので、集めるのは結構大変。ワンワンを連れていけた初期の頃はワンワンが探知機になってくれました。敵も倒してくれるし、一生ワンワンと共にいたかったよ。
ダンジョン作成
自分が今までクリアしてきたダンジョンを元に、オリジナルのダンジョンを作れるミニゲーム。特にうまみはなく、ダンジョン作成の自由さもそんなにないので、友達と一緒にワイワイ遊ぶ人に需要がありそう。私はソロプレイ派なので1回作って遊んで終わりになりました。
~~~~ネタバレするよ~~~~
■ ストーリー
一応あらすじをもう一度。
そしてフクロウに導かれるままダンジョンを攻略していくと、「ここは夢の世界だ」「夢から醒めたらすべて消える」「かぜのくじらが見ている夢なのだ」「ここいに住んでるやつらも、お前も消える」ということを至るところで言われます。不穏すぎない!?
でもこれ、本当のことなんだよな……部外者のリンクだけ除いて。
島の住人にとって
この島で暮らしている住人・魔物・土地、すべての生きとし生けるものにとってリンクは敵です。そりゃそうだ。だってこの島に生きるものにとっては島全部消そうとしてるんですからね。本作ではリンクが世界を滅ぼす悪役なんですよね……。気が重すぎる。
フクロウ曰く魔物は「悪夢」とのことですが、悪夢だとしてもこの世界にとっては勇者の一人だったよな……と思ってしまいました。だってこの島では魔物は住人に攻撃しないし、やるとしてもイタズラ(若干シャレになってないけど)なんですよ。魔物たちが攻撃を仕掛けてくるのはリンクだけなんですよ……。
まあね?でもね?ここまで「夢から醒めたくない」と訴えるなら、最後の最後にリンクに選択肢が与えられるのかなと思ったんです。「かぜのさかなを起こすか否か」っていう選択肢を。でもそんなことはなかった!普通に起こして終わった!うわああー!!!
すべてはまぼろし
フクロウはかぜのさかなの分身であり、覚醒を促すための存在だったことが判明。だからあれだけ導けたのか……。そりゃそうか、自分の夢の中だもんね。
そしてかぜのさかなは「これは夢の中の出来事だが、またいつか思い返した時に思い出として残るならそれは本物じゃないか(要約)」と言いました。たしかにそうかもしれない。けど、エンディングを迎えるとマジで島すべて消えるんですよ!!笑いあってた住人も魔物も島もすべて何もなかったかのように消えるんですよ!!!うわあああーー!!
エンディング
リンクは目覚め、島は消え、かぜのさかなは空を泳いでいきました。マリンの歌声が聞こえたのでリンクの思い出の中のマリンなのか、それともかぜのさかなが歌ったのがマリンの声と同じなのか。
切ない気持ちになって余韻に浸っていましたが、我に返るとリンクは海の真っただ中で小さな板をつなぎ合わせた船と言えないものに座ってるだけの姿だと気づきます。これは生きて帰れるのか?まあ、リンクなら大丈夫か!
別エンディング
ノーコンティニューでゲームをクリアすると別エンディングが見れるらしいです。動画を見ちゃったので感想書きますが、マリンは「島から出たい。カモメになったら歌をうたっていろんな人に会えるのに」と言っていました。エンディング時にカモメとマリンの笑顔が見えたのでおそらくカモメになって飛びたてたのかな。マリンだけは独立した存在になれたのか……。
■ まとめ(ネタバレなし)
プレイ時間は18時間。サクッとプレイできるゼルダシリーズでした。リメイク作品としてかなり良い出来で、シリーズ初めての人から既プレイの人まで楽しめる作りだと思います。お話は悲しくなったけど!でも面白かった!オススメ!
備忘録用メモ。Twitterでの実況です。
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