読了「死にゆく者の祈り」中山七里

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
無二の親友は確定死刑囚だったーー。
司法の裁きと救済の意味を問う、
哀切の社会派ミステリ！
囚人に仏道を説く教誨師の顕真。
拘置所で目に留まった一人の確定死刑囚。
それは、かつて顕真を遭難事故から救った
親友だった。友はなぜ人を殺したのか。
担当刑事とともに遺族に聞き込みをはじめるのだが
事件の驚愕の真相とは。
友は絞首台の露と消えてしまうのか……。
人間の「業」を丹念に描く、渾身のミステリ長編！

新潮社　317ページ
読了カラーイメージ　仙斎茶(せんさいちゃ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下より、ネタバレが含まれる場合があります。

最後の方はさすがに現実感がないにしても
後半からの怒涛の展開が
読むスピードと読みたいスピードとを合わせるのが
大変なぐらい面白かったです✨

でもおそらく、この展開は賛否両論が
ハッキリ分かれそうだなー。

私はSFほど行くと入り込めないのですが
これぐらいの感じなら平気だったので
この作品の展開は好きです。

それに教誨師の作品というものを
読んだことがなかったので
新鮮さもあり、勉強にもなりました。

顕真と文屋、顕真と良然
それぞれのやり取りが胸にグッとくる文章も
よかったです。
さすが中山七里さんだなと思いました。

教誨師の作品をまだ読んだことない方は
ぜひ読んでみてください✨

↑気になる方はコチラから✨