『愛着障害』聞きなれない方も多いかと思います。
看護師や心理師の仕事をしていると、必ずといっていいほど関係してくる問題の一つです。
いつも人の顔色を気にしてしまって不安になったり、自分の素を出せなくて人と関わるのが苦手で一人になってしまったり。
人に愛されていないと感じる不安や、人を思ったように愛せない不燃感など、人との関わりが上手に出来ないのが『愛着障害』の特徴です。
わたしも看護師や心理師になっていなければ『愛着障害』を知らなかったと思います。
ですが特徴を見ると「これ、あの人かも。」「わたしもそうかも。」と自分や周囲に当てはまる人が多いことに驚くと思います。
成人の3分の1に愛着の問題があるといわれています。
カップルだと愛着の問題を抱えている確率は50%といわれています。
カップルのどちらかに必ず愛着の問題があるということですよ。
すごい確率!そしてすごい人数が愛着の問題で悩んでいるという現実!
実はものすごく身近だった『愛着障害』についてを学ぶことは、人と関係を築いて生活する上でのメリットが多いと感じました。
学んだことを自分なりにまとめたので、お話していきたいと思います。
そもそも愛着って何?
昔から使っているボロボロのタオルや、最初は好きじゃなかったけど使っているうちに、徐々に好きになってきた服などに
「愛着がわく」といった表現を使うと思います。
物に対してと同じように、人と人の関係にも愛着の感情が存在していると思うと分かりやすいですかね。
誰でも好き嫌いや、喜怒哀楽の感情があると思います。
その感情を感じる土台の部分に愛着が関連しています。
この土台(愛着)が不安定だと、感情も不安定に揺れ動きやすくなり、対人関係のトラブルや不安やうつなどの問題が起こりやすくなります。
家の土台も不安定だと、地震ですぐにつぶれてしまいますよね。そのイメージで良いかと思います。
愛着はいつ作られるのか。
この土台を作る時期が幼少期です。
その時期にトラブルや問題が起きて土台が作れないと、大人になっても土台が不安定なままなので、生活のしにくさが現れるようになります。
例えば
・自分が嫌われてないか、見捨てられないか心配になる。
・異性に依存してたり、嫌われるのが怖くて自分から離れたり。
・人と親密な関係になるのが面倒で、関係を築けずに孤立してしまったり。
この対人関係のパターンが自分の愛着の形となります。
愛着の形は感情や考え方、行動に影響しており、その人を構成するベースとなっています。
どうやって愛着の形が作られていくのか。
その愛着の形は幼少の頃の親との関わりによって作られていきます。
幼少の頃に親が過保護で何もかも手を出してきたら、相手の顔色を常に窺う愛着の形になります。
親が育児放棄をすれば、嫌われるのが怖い、親に期待しない、孤立する愛着の形となります。
幼い頃に身につけた愛着の形は、7割程度の人で生涯にわたり持続するといわれています。
親に愛されたい思いが満たされなかった人は、大人になってもその気持ちを引きずってしまいます。
それにより気に入られようとしたり、困らせたり、反発したり、といった過剰な反応として表れてしまうんです。
ここまでが『愛着』についての説明となります。
②へ続く。
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わたしはこんな人です(*'ω'*)
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