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同じ空を見ているかもしれない『ひとりの夜にあなたと話したい10のこと』を読んで


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わたしが普段読まないテイストの本です。今回はなぜか読んでみたい気持ちが湧きまして手に取りました。


この本はタイトルの通り10つの詩が書かれています。

詩にはイラストが描かれていて、この2つで意味合いを構成しています。

side A いくつもの夜と朝に
こんな夜は
かなしい夜は
青いスカーフ
海の皿
旅をしたオルゴール

side B 成層圏の青
遠い鈴の音
距離・時間・宇宙
眠るふたり
言葉の箱
夏の灯


この中からタイトルにもある『夜』をテーマにした「こんな夜は」の一部を抜粋して掲載します。


こんな夜は

嬉しいことはあった夜は

よく磨いて、宝石箱の中にしまっておく
いつでも取り出して眺められるように

そんな光のかけらを 
持っていることを心に留めて 日々をどうにか生き延びていくために


落ち着かない夜は

いつもと違う場所で眠ってみる

キッチン
冷蔵庫のうなる音と暖かさ
明日の朝ご飯は何を作ろうか

押入れ
人が洞穴で
暮らしていた頃を考える
どこかへとつながる入り口

ベランダ
夏のぬるい夜風
月明かりが眩しい
その横に光る星はなんだろう
特に猫の声


寝れない夜は…
やなことがあった夜は…


永遠に続くように感じる夜でも、必ず朝が訪れます。

その朝は昨日とは違う朝で、同じ朝ではないということです。

同じ夜も同じ朝も二度とこない、一度だけのものです。

嬉しい夜も、そうでない夜も、その一度きりの夜です。その夜でしか味わえないことが必ずある。

今日という一度だけの貴重な日を、あなたはどう過ごしていきたいですか?

そんなメッセージが込められていると思いました。


陽の光によって映し出されることで街が顔を見せる。

このフレーズの通り、陽のあるなしによって表情を変えるのは、街だけではありません。自分の内側にあるものに対しても影響を与えています。

陽が沈み普段見えているものが見えなくなることで、今まで見えなかったものが映し出されるようになる。

そんな夜しか会えない自分が見えたのだから、一期一会を大切にしていきたいと思いました。

もしかして、わたしは夜だけの自分が恋しかったからこの本を手に取ったのかもしれません。

読んだ時の気持ちによって、朝と夜のように幾通りもの表情を見せてくれる本だと思いました。





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わたしはこんな人です(*'ω'*)



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