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世界で一つだけのマイソール下駄を買いました。

はぜの木

今年5月から普段着物生活を始めました。そのため靴を履かない日が多くなり履きやすい草履・下駄が必要に。履きやすいものを探していたところ友人から「黒田商店さんのを履いたら他のものは履けなくなる」との情報を得ました。お店が高松市にあることがわかり、折りしも偶然!別件で高松に行く予定があったため行ってみました。

そのお店は、高松の街中の商店街の脇の小さな路地にひっそりとありました。外観から絶対素敵なお店の予感。店内は履物店というよりギャラリー併設のカフェのよう。履物、鼻緒、バックなどが美しくディスプレーされ、職人のご主人・とんとんさんと接客の奥様・恵さんのあうんの呼吸がつくりだす、とても居心地のよい空間です。

主力商品はマイソール下駄。それは下駄でも草履でもない。草履の巻きの部分が下駄状で、天の部分が革、オリジナルデザインの鼻緒がすげられています。下駄状の下には厚いゴムが貼られていています。着物はもちろん洋服にも合わせられ、雨の日もOK、ウォーキングもできるほどの履き心地が特徴です。直しながら最長では24年履いている方がいらっしゃるそう。

まずはベースとなる下駄のタイプを選び、次に天の部分の材質と色を決め、そして、一番のお楽しみの鼻緒を選びます。鼻緒は奥様が仕入れてきたこだわりの布からできています。古いもの、新しいもの、日本のもの、ヨーロッパやアジアのもの、そのバリエーションの豊富さがすごいです。下駄のタイプ、天の材質と色、鼻緒の組み合わせで、世界で一つだけのマイソール下駄のできあがりです。

私は、かかとの高いタイプ、天は黒の革のエナメル、そして鼻緒はラベンダー色の絹芭蕉を選びました。鼻緒は、奥様がたくさんの候補の中から、それぞれの布の説明をしてくださり、私は「絹芭蕉」という言葉を聞いて即決。絹芭蕉は十日町で織られているものではなくタイの山奥で約20年前に織られたものだそう。

初日は素敵な店内を眺め選んだりしているうちにあっという間に時間が過ぎ、次の予定があり時間切れに。翌日またお店に伺いできあがりの調整をして仕上げていただきました。2日連続でお店に長居してしまいました。夢のように居心地のよい空間、高松に行くときにはまた立ち寄りたいと思っています。

世界で一つだけのマイソール下駄。履き心地もよく、ラベンダー色の絹芭蕉の鼻緒が嬉しくてたまりません。購入後、他の履物を履いていません。もしかしたら噂通り、もう他のものは履けなくなってしまうかもしれないマイソール下駄に出会った、着物がたりです。

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