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着物はコミュニケーションメディアだと思った件

そうだ!日常着として着物を着よう、と思い日々着るようになり3年目になりました。最近、日常着として着物を着ていなかったら多分なかっただろうなぁ〜、という出来事がありました。

その1 先生のリメイク教室の先生のお話
高校時代の部活の顧問の先生の同窓会誌への寄稿文を目にする機会がありました。近況に着物のリメイクにチャレンジ中と記されていました。着物リメイクというワードに惹かれてなんだかとても先生にお会いしたくなり連絡。久しぶりの再会の日、私は総絞りの小紋を選びました。先生は総絞りの着物を裏地に使ったリメイクのコートを着ていらっしゃいました。総絞りのリンクのおかげかな?再会の日のお酒は本当に盛り上がりました!
後日、先生からイベントのご案内をいただきました。先生のリメイク教室の先生が「キモノマニア」というイベントを開催するとのこと、顔を出してみました。先生の先生は着物リメイクだけではなく、多方面でご活躍されていらっしゃるデザイナーさんでした。横浜にギャラリーをお持ちですので生活圏は近いかもしれませんが、私が着物生活をしていなかったら多分出会うことは無かったのでは?と思いました。

その2 クラブのハウスDJを目指す男子の衣装探しのお話
知人から、「こんな着物を着てみたいんですけどどこで買えますか?」と相談されました。知人は着物とは無縁の30代男子、これからチャレンジするDJの衣装として着物を着たいそうです。「こんな着物」とは千總ホームページにあるメンズライン。伝統ある老舗が、トロピカルな色柄の長襦袢に角帯、黒い長着を前合わせせずに羽織った攻めのコーディネートを提案しています。
知人は着物には長襦袢や長着があるとか、ましてや触ったことも羽織ったことも無いのではと思い、私がたまに行くリユースショップにお連れし体感&体験していただきました。Amazonやヤフオクではできませんので〜。
ショップのご主人に趣旨を説明し、女性用の長襦袢、振袖、黒留袖、打掛などなど、自由に羽織って体感&体験。振袖の上に黒留袖を羽織るなど、あまりにも自由な男子の着こなしに私も楽しくなり気づいたら小一時間でした。できれば購入まで至ることができれば良かったのですが、初めて着物を触って羽織ったところまででものすごい情報量のためお腹いっぱいになったようです。これを機に着物デビューしてDJ衣装を調達するためにショップのヘビーユーザーになって欲しいものです。
知人は身近に着物について相談できる人がいない中、私を思い出したようです。私が着物生活をしていなかったら受けることの無かった相談かなぁ〜、ありがとう!と思いました。

日常着として何を着るかは自由ですが、それだけに何を着るかは生き方そのものだと思っています。私はここ1番のお出かけ着としてはもちろんですが、日常着として着物を着ています。洋服よりも毎朝コーディネートに心トキメクからなのです。と共に、今の私の生き方を体現し、人と人とを繋げる力を持つ着物。とても優れたコミュニケーションメディアだなぁ〜、と感じた着物がたりです。

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