ブックレビュー『未来をつくる言葉-わかりあえなさをつなぐために-』ドミニク・チェン
本書は著者自身の経歴や、娘との関係を具体例として挙げながら、分かり合えないことと、他者との関係性について語ったものだと把握している。
エッセイのように軽くはない部分もあるけれど、全体を通して論理を駆使して主張を展開させていくのではなく、研究や日々の生活のベースにある思いや考えを紡いでいくように書き記してある。
ブックレビューというよりも本書を読みながら、考えたことについて書こうと思う。
環世界
「環世界」という言葉を初めて知ったのは、五十嵐大介の『ディザインズ』だった。