【にいがた】映画「峠」を観ました
司馬遼太郎原作「峠」。
この記事がなぜ「にいがた」のくくりなのかといえば
主人公 河井継之助(かわいつぎのすけ)が「越後長岡藩牧野家の家老」だからです。
コロナウィルス蔓延の影響で公開が3回延期され、この6月17日にやっと公開された映画。
新潟県民として鑑賞は必須と意気込み、きょう映画館へ行ってきました。
観終わった時の感想。
「まだまだ知らない日本の歴史ものがたりがあるんだろうな」
映画を観ると決めてから、映画のオフィシャルサイトや地元テレビ局の特集番組を見て予習をしました。
特にわかりやすく河井継之助のひととなりが理解できた動画が、林修先生が解説されたものです。
リンクは映画の予告編に飛びますが
右下に「林先生特別解説動画本編」というボタンがありますので、そこからご覧ください。
越後戊辰戦争。
そのような戦争があったこと自体、知りませんでした。
それよりもずっと前、長岡藩の財政が傾いた理由が
「新潟の港が幕府直轄地になった」からということも知りませんでした。
もし新潟の港が幕府直轄地にならなかったら。
新潟県の県庁所在地は「長岡市」だったのかな?という想像が膨らみます。
今回「峠」を観て、大きな歴史の流れの中には数知れない「ものがたり」があるのだということを感じました。
私はたまたま新潟県にいるので「峠」に興味を持ちましたが、各地域で大きな歴史の流れにのみ込まれてしまった「ものがたり」があるはずです。
そんな「ものがたり」を教えてくれるのが、この「峠」のような歴史小説なのだな、と改めて思いました。
新政府軍と戦うことを選択し、長岡を火の海にした河井を恨む人もいると聞きました。 結果的にはそうなってしまいましたが、逆に新政府軍と共に会津を攻めていたらどうなったでしょうか?
目の前に起こった事だけに心を奪われがちですが、別の場面や方法を考えることができれば、恨むという事もなくなるかもしれません。
小説「峠」をこれから読もうと思います。
映像にならなかった部分を拾っていきながら。
【おまけ】
河井継之助の妻役が、松たか子さんです。
彼女のセリフの中にさりげなく「ありのままで」という言葉がありました。
偶然?それとも・・・?
わたしは隠れミッキー的な遊び心を感じました(笑)
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