見出し画像

味覚と灯り|和蝋燭の灯りの中で日本茶を煎れる、自分を労わる時間(前編)

新月の日に届く和蝋燭の定期便 灯火日和ともしびより

12月の味覚と灯り、美味しいあれこれ
日本茶 櫻井焙茶研究所さくらいばいさけんきゅうじょ(東京)

手間のかかることの中に、実は自分を労わる時間を見つけることができる。

−–−–お茶の時間で得られるものはなんでしょうか。
「日本茶を飲むことがないと言われることがありますが、日本茶が嫌いだから飲むことがないのではなく、日本茶を煎れる時間がないんですよね。時間がないからお茶が飲めないのはもったいないです。お茶はもともと薬ですから。自分を大切にする時間を得ることができます。」(櫻井焙茶研究所 白鳥さん)

画像1

「茶は養生の仙薬なり」昔の人々にとっては茶葉から得られる効能が自分を労わるものであったのが、現代の私たちにおいては茶を煎れる時間が自分を大切にする見つめ直すものになっている。

和蝋燭を日常的に使う方々の中では、和蝋燭は心を整える道具という認識の方が多い。その灯りをきっかけに、自分の時間を生み出している。

さて和蝋燭とお茶の関係を探ってみるとき、特に思い出したいのが「夜咄よばなし」である。戦国時代に「わび茶」の文化が流行し、武士同士の交流や権力を示す場として茶会が整えられていた。4畳半の狭い茶室には刀を横にして丸腰で過ごさねばならない。まして夜咄となると暗がりの部屋では和蝋燭の灯りが届く範囲が狭いゆえ、肩寄せ合って茶会を行なったに違いない。心を許した相手、より親しい人間同士で行うひと時の安らぎだったと思う。

HAZE和蝋燭の定期便は、毎月和蝋燭の灯りと味覚や香りを通した「瞬間を味わう体験」を届けたい。昔の人が、お茶を通して人との交流を感じたり自分を労ったように、私たちに今必要な労わりの時間を「瞬間を味わう体験」としてお楽しみ頂ける。

画像3

「急須を持っていなくても日本茶の一端をしっかりと味わえるものがティーバッグです。これは焙煎の際に出てしまう細かい茶葉を使っています。本来、急須用であれば廃棄しなくてはいけない部分を無駄なく使うところから始めました。」(櫻井焙茶研究所 白鳥さん)

画像2

さて、和蝋燭に灯りを…
後編では、日本茶の自由さを楽しめるティーバッグの飲み方をご紹介。和蝋燭とお茶を用意してお待ちください。

画像4

画像5

12月4日新月の日にお届け 和蝋燭と味覚、美味しいあれこれ
申し込み〆切 11月19日(金)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?