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【プロット】『断頭台の友よ』①

エブリスタにて供養していた『断頭台の友よ』が完結したので、 プロットを公開します。
このときはまだポメラを持っておらず、Nolaで一生懸命に執筆していました。
前半は特にツッコミどころはない…はず。

※※※

【国王・起床の間】

起床の儀を行う国王。ここに呼ばれる、呼ばれないで王からの寵愛がわかる。最後にやってきたのは黒衣に仮面の男。周囲の貴族たちは彼を見てひそひそと話をしている。「今日も残忍な処刑が行われる」

【処刑①】

その日の午前中、高等法院から死刑を言い渡されたのは、王家の「不当な」噂話を新聞にしてばらまいたという罪で逮捕された男。処刑のときも往生際悪く、王の悪口を喧伝する。「最近の首斬り殺人は、王が自ら行っているんじゃないのか?」と言い放つ。もともと貴族ではない男に指示されていたのは車裂きの刑。男の手足を棒で思い切り強打する。

【処刑後】

男を車輪に括りつけて死を迎えるまで放置。死亡確認後、役所まで戻る処刑人に、処刑の見物の列から腐った卵を投げつけられる。おそらくは男の家族か関係者だろう。こんなことがある度に、クレマンは自分の仕事に誇りなど持てないと思う。

【穏やかな午後】

首都郊外に住まいを構えているクレマンの元には、周囲の集落(首都とはいえ、周辺は畑が広がっている)の人々が、クレマンの正体を知らずに怪我や病気の相談にやってきては、嬉しそうに帰っていく。助手は妻のブリジット。治療を終えて立ち上がった彼は立ち眩みを覚える。心配する妻。「あなた。もう警察のお仕事はおやめになったら?」と。しかしクレマンは、どうしても警察の仕事を続けたかった。

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