「労働時間=成果」への慣れ
こんばんは。羽床大志(ハユカタイシ)です。
今日は労働時間と成果のお話を。
大体の人は、高校あるいは大学生くらいからバイトを始めます。
バイトは面接が受かれば、後は大体一律同じ評価を受け時給で給料をもらいます。
バイトは特に昇給などはありません。(あるけど何十円の世界)
つまり沢山稼ぐためには、自ずと長い時間働くことになります。大体のバイトは接客などリアルタイムで求められる仕事がほとんどなので、長い時間働くことでちゃんと成果を上げ、多く給料を貰えるのは当然のことです。
ただここで僕たちは、
「長く働くと、その分対価・評価を貰える」
と感覚的に植え付けられてしまいます。(慣れてしまいます)
そして社会人になった時、必ずしも労働時間が成果に結びつかない仕事に対しても、長い時間働かなきゃと反射的に思ってしまいます。(ここには制度の問題、時間外労働つまり残業代などがあることにも依りますが一旦それは無視します)
なぜか、長く働いている人が頑張っている、貢献しているように見えてします。
けど、一旦冷静に考えてみると、
仕事の時間が短いことに越したことはない
はずです。
本質的に考えて、生産性やコストからしても短い時間で終わった方が良いはずなのに、1日8時間の労働時間を目一杯、さらには残業までしてたっぷり時間を使って仕事をすることで評価してもらえると"無自覚に"思い込んでしまいがちです。
かくいう自分も頭では理解しながらも、長く働くことで周りに仕事をしていることを証明できると思ってしまうことがあります。
もう残業している人や朝早くからきて長い時間働いている人には「頑張ってるね」という表面だけを褒めるのは一旦やめにしましょう。(もちろん成果を出しているでしょうが、長く働くこと=頑張っているのイメージは無くしたい)
逆にいうと、実際に業務をみていない上司は勤務時間という表面で評価してしまっているということに危機感を持ってください。
そして、本質である成果を褒められるようにするにはどうするか。
それは同じ業務をしているチームメンバーが、その人の成果を言いふらしてください。
「○○さんは、この資料たった1時間で作れるんだよ!」
「○○さんは、半日で契約5個取ってきたんだって!」
そうすれば、自ずと同じ業務をしていない人にも評価は届くはずです。(報告会とかまで待って律儀に報告することもありますが、スピード感が遅いです。すごいことはすごいとすぐ褒めましょう)
なかなか根付いてしまったこの考えを変えていくのは難しいことですが、社員の方、それを束ねる上司の方、またそれを束ねる取締役などの方は、一度仕事の本質に立ち戻ってみて、
「労働時間」と「成果」
をもう一度定義し直すと良いかなと思います。
偉そうにお話しさせていただきました。ありがとうございました。
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