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吸わざるを得ない犬花粉

今年も春が花粉を引き連れてきてしまった。

花粉症の症状は人それぞれのはずで、僕の場合は鼻水とか目の痒みはそこそこで済んでるけど、喉と鼻の交差点部分の痛みというか不快感的なものがしんどいタイプ。特に寝起きの症状が強いので、毎朝微妙にむかついた状態でスタートしている。

薬を飲んでも効果が出にくいから、数年ほど前からあまり服薬はしなくなった。だけど、それ以外の花粉対策はできる限り試している。

まずは食べ物系。レンコンが花粉症に効くと聞いたので、春前からは蓮根料理を意識的に食べるようになるし、ヨーグルトで腸内を整えると花粉症も比例して改善するということで、冷蔵庫には常に常備してある。

その結果、蓮根料理のレパートリーが毎年一品ずつ増えるてきたし、ヨーグルトを食べすぎてお腹が冷えてトイレへ…ということもちょくちょくと。

あとは花粉をできるだけ吸わないようにもしている。メガネに悪影響が出るからと苦手なマスクはもちろんしてるし、家に入る前に服と髪についているはずの見えない悪魔を叩き落とすようにもしている。

そして、鼻うがい。これが一番の花粉症への対応策だと思う。しんどさの原因になる花粉を洗って鼻と喉から追い出してしまうという、非常に脳筋な解決方法。出かけて帰ってきたときはあたりまえ、コンビニに行っただけ、なんならゴミ出しに行っただけでもこれをするようにしている。

こんな感じで、食生活で花粉と戦える体を目指し、体内に入る花粉を減らして、そして入ってきた花粉を追い出すという、鉄壁の布陣で花粉症と戦っている。

にもかかわらず、まだまだあの不快感は朝に居座っている。もちろん、何もしてない場合に比べれば間違いなく結果は出ているはずだけど、完全に抑えるというには程遠い状態。

その原因は、この子。

愛犬 こげまる

毎日散歩をしている。そして見ての通り、とてつもなく花粉をひっつけそうなスタイルである。この子が散歩ではしゃぎ、たくさんの花粉を引き連れて帰ってきてしまっている。

ただ、それだけではない。

一番の原因は、この子に顔を押し付けて吸いまくってることだ。いわゆる犬吸い。犬を吸うと、ストレスの軽減や幸せホルモンの生成、集中力の増加など、たくさんのメリットがある。あと、単純に可愛いから吸っている。

つまりこの時期は、この子の体にひっついている花粉を、0距離で体内に入れてしまっているということ。どれだけ外出中に花粉を避けても、帰宅してから鼻うがいをして追い出したとしても、結局その後に自分から吸ってしまっている。それはもう、つまりそういうことだ。

だけど、犬を吸わないという選択肢は残念ながらない。誰でも、この子と暮らせばきっとそうなってしまう。吸わざるを得ないのだ。

花粉被害者にとって一番厄介なのは、スギでもヒノキでも、そしてイネでもなく、イヌ花粉だ。

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