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人を想いながら、僕らはパンを焼く
会社時代の後輩が、フランスから夏休みで帰国し、今週末、顔を見せてくれる事になりました
一緒に働いたのは、ほんの何年かですが、後輩のキャラと真摯さに、僕自身、大変感化されました
そこから僕は独立の為退職して、後輩はいろんな経緯を経て、現在はフランスでパンを焼いていて
時折LINEなどで近況やパンについてのやり取りがあり、海の向こうの本場でパンを焼き、暮らしに溶け込む様子を思っては、感慨深くなり、なんともジーンとしてしまいます
私が勤務していたお店はかなり規模が大きくて、売り上げも大変高く、独特の活気がありました
慣れ親しんだ地元を離れ、新卒でいきなりその現場に放り込まれ、独特の空気感に戸惑いながらも奮闘する姿を眺めながら
いろんな事を感じつつも、自分のことで精一杯だった当時の僕は、何一つ先輩らしい事をしてやれなかった心残りが沢山あったりします
また、うちの奥さんにとっても後輩は大切な存在で、奥さんの中で後輩と過ごした時間はかなり大きな骨子なんだなと、側で見ていて思うんですよね
そんな後輩との何年振りかの再会を前に、ぐるぐるぐると記憶を辿ったり、思いを馳せたりしながら、今週のメニューを決めました
依怙贔屓、といえば、確かにそうなんですけど笑
でも、毎週メニューを決めるにあたって、かなりの確率で、特定の方とのやり取りや、その方の事を考えたりが、大きく反映されてます
ありがたい事に、毎日、沢山の方と言葉をやりとりさせて頂いてます
多分、メールやDMだけでも、日に30人程の方とやり取りしてると思います
週末分のご注文と発送のやり取り迄入れると、一週間で300件以上になります
こんな恵まれた環境にあるパン屋さんって、結構稀だと思うんですよね
他愛もない会話から、かなりお互いの人生訓みたいなものまで踏み込んだり、時には相談もあったり
そんな生きたやり取りの中で僕らはパンを焼かせてもらってます
それは極めて幸せで、パン屋冥利に尽きる事だと心から感じるんです
※追伸:クラウドファンディング「温故知新のパン焼きで100歳まで持続可能なパン屋のモデルを作りたい」
8/31(日)の終了迄、残す所あと12日となりました
多くの方に知っていただきたいことが有ります
SNSでのシェアなど、どうぞ引き続き皆様のお力をお貸しください
(クラウドファンディングサイト「READY FOR」さん内の当記事のリンク
→ https://readyfor.jp/projects/120853)
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