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山に登った!!

季節を表す言葉ではじまる文章が嫌いだ。

日本語をつなぎ合わせてありきたりにならずに巧妙に情景を表現する。
むりむり、その巧妙さがありきたりだなって思う。ただ単に国語力の欠損だと思うけど、とにかく自分はそういう文章が小説とかで出てくると斜め読みしてしまう。斜め読みというのは本来意味を理解しながら素早く読んでいくことを言うのだけど、自分の場合は本当に理解せずに斜めに読んでしまう方の斜め読みである。

とにかく、そう言うものをきちんと読んでこなかったので自分で文章を書くときもきれいな日本語で始めることができない。

今日は、山に行った。山に詳しい友人がいろいろと候補を出してくれてメンバーで選んだのが檜原村の浅間嶺(せんげんれい)。コースの最後に滝があるのでそこで涼めると言うのが最大の決定打。そこに決まった。

アクセスがものすごく悪い山で、(以後は嶺と呼ぶ)青梅線の武蔵五日市駅からバスで1時間弱。一般のバスが1時間ものコースを走るのに驚いた。とにかく長かった。

せっかく地図とコンパスまで持ってきていた人がいたのに、入山が難を極めたので最初だけGoogle先生に頼った。(ちなみにGoogle先生という言い方はあまり好きでない)

時期が時期なので、入山している人も少ないらしく、雑草が好き勝手に伸びた道を歩くこと30分、ようやく山道らしきものに到達した。猛暑日だったのでとにかく山に入るまでが暑くて、水を大量に飲んだ。

そこからさらに登ること1時間、男子勢の水筒が底を尽きかけていた。地図でみるに、給水所はだいぶ先と書いてある。水のことしか頭になかったので、頂上を目の前にして登頂に対する興味を失っていた。結局頂上付近の広場で昼食を食べ(これも水のことで頭がいっぱいで喉を渇かせないために昼食を取らなかった人もいた)給水所がある場所まで一気に下山した。

その途中で沢を見つけて、喉を潤した。
後から知ったことなのだけど、こういうところの水はあまり飲まない方が良いらしい。たまに聞く、水の中にいる寄生虫が体に入ったりするからだそう。心なしかお腹が痛い。

さらに下山すると、ご飯処みたいな建物がいきなり現れた。引き寄せられるようにその店に立ち寄ると、いらっしゃいと明るい声、促されるがままに7人は席についた。こんなに水を自由に飲めることがありがたいと思ったことはない。水で調子に乗った自分はコーラも注文した(これもまた今までにないぐらい美味しいコーラだった。要は、ペプシ派かダイエットコーク派かノーマルコーラ派かという議論はもはや不毛で、どれだけ喉が渇いているときに飲むかというのがいちばん大事だということを再確認した)。

そして迷いながらもさらに下山すること30分、ようやく最後の目的地の払沢の滝に到着した。もうこれ以上歩けないと思っていた体も滝の涼しい風を感じると自然と走り出すから不思議だ。最高の滝だった。言うなれば天然クーラー。冷房23度、強の風を受けている気分だった。そんなリラックスタイムも束の間、次のバスが10分後に迫っていることが判明。それを逃すと1時間半も待たなくてはいけないのでせっかくリラックスしたその体を叩き起こしてダッシュした。

無事、バスに乗れた自分たちはくたびれきって深い眠りに落ちた。(のはおそらく自分だけだと思う)

とにかく、本当に楽しかった!思ってみれば、一番上と下で4つも年齢が違うのにこんなにも楽しく山登りが企画されて登れるということが本当にすごいことだと思う。またいつか集まりたいなと思わせてくれたメンバーだった。ありがとう。



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