ムスリムは運命についてどう考えるか。
どうもこんにちは、皆さん。
元気にしていらっしゃいますか。
僕はマレーシアでぼちぼち生きていますよ。
コロナの時期はまだ終わっていませんがくれぐれも一緒にこの問題から抜け出していきみましょう。
さて、今回の記事は運命について語りたいと思います。
皆さんは運命のことを信じていますか。
運命というより定めの方がふさわしいかもしれませんがムスリムはこの世の中に物事には全て定めがあると信じています。
その中の運命はコントロールできる運命とコントロールできない運命があります。
そして想定外の運命もあります。
コントロールできる運命は例えば明日試験があって今夜徹夜で勉強したらおそらく合格できます。
コントロールできない運命は例えば皆さんが生まれた時親を選べないことです。
そして、想定外の運命はあれほど地震が起こらないように対策手段を備えてもまだ犠牲者が多いことです。
我々が生きている世界はそう、実は理不尽だらけです。
不公平と不平等という言葉をここで使いません。
なぜなら、不公平と不平等は人間が作ったものですから。
だからここで理不尽を使います。
皆さんは考えたことがありますか。
例えば、スポーツ大会に出るため一生懸命練習したのに監督に選べなくて普通の気持ちは
「くそ、なぜこんなタイミングで俺、けがしてたんだと」
あるいは
「あたしは彼女より先輩なのになぜ選んでくれないの」のようです。
しかし、これこそが運命だと言えます。
我々の人生の中では全て我々が計画した通り動いていないわけです。
僕もかつてそう思いました。
「なぜ僕は日本で生まれなかったの?」
「なぜ日本語を勉強してもペラペラとしゃべれないの?」
しかし、ある日僕は気づきました。
文句を言っても済んだことは変えられませんからむしろ感謝のし方を習えばいいと思います。
努力した後もまだ失敗するなんて確かにひどいことですがそれでも人生を続けなければなりません。
我々は計画通り動かないことにいつも不満ばかりで言いますからいつの間にか感謝の仕方すら忘れてしまいます。
また、何事にも全て良いと思ったほうがいいと思います。
例えば、いつも学校でさぼった同級生に成績負けた時
「多分、彼は塾に通ってるかもね」
「多分、彼女は私より努力してたね」
というように考えればよいと思います。
もしいつも悪いことばかり思ったら肉体的にも精神的にもネガティブな影響を与えてしまうからいつまでも僕達はより良い人間になれないと思います。
だから何かあったことはまず運命だと思えばいいのです。
ただ、全ては運命だと思えばだめなのです。
「なんだ、俺は勉強しても元々頭が悪いから勉強しないほうがいいじゃないか」
というような考え方は絶対にいけないのです。
なぜなら、もしかしたら運命が変わるかもしれません。
成績が同じになってもその知識が頭に入っていつか役にたてるかもしれませんから。
戦ったら死ぬ、戦っても死ぬ、どううせ死ぬなら戦った後のほうが立派なのです。
では、また来週。
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