今こそ読んでほしい、この本。


『ひとはなぜ戦争をするのか』
著者 A・アインシュタイン
   C・フロイト

40年ほど前からだろうか、私が子供の頃、戦争という物があると知った当時、世界中で戦争は常にあり、いつもどこかで何かしらの戦争が行われていた。中東での戦争、アフリカでの独立戦争、内乱、紛争。様々な形の戦争が行われていた。イランイラク戦争、ソ連のアフガニスタン侵攻、フォークランド紛争。国家間の戦争も数多くあった。もちろん遠く離れた国の戦争がリアリティある物ではなく実感のない物語の様に感じていた。
時代が流れても戦争は無くならない。冷戦が終結してなお戦争は続く。
湾岸戦争、ユーゴ紛争、ソマリア内戦、アメリカのアフガニスタン侵攻、イラク戦争、やはり戦争は無くならない。
戦争のニュースに触れながらも実感することなく私は成長してきた。
当然、多くの人もそうだと思う。あなたが戦争の存在を知った時、起きていた戦争は何でしょうか。

さてこの本は、国際連盟が企画したアインシュタインとフロイトの交換書簡である。それを2000年、冷戦終結後に養老孟司が解説を付け2016年の9.11からアフガニスタン侵攻を経て斎藤環が解説を付けている。
第一次世界大戦後の価値観で書かれた交換書簡を、冷戦後の視点で書かれた解説と、テロ戦争後の視点で書かれた解説をウクライナ戦争が起きた今、改めて読んでみると見えてくることがある。
世に戦争がある限り、例え戦地が遠く離れた地であろうと、無関係ではいられない。血は流れずとも心を寄せ、時代を共に生きる者として、ひとは戦争に対して向き合わなければならない。先人たちが向き合った戦争をもう一度、問い直す時なのだ。
ロシアのウクライナ侵攻が報道を賑わらせている今だからこそ読んでほしいを思う。

#読書の秋2022 #ひとはなぜ戦争をするのか

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