福岡県民のソウルフード【牧のうどん】の #マーケティングトレース
おはようございます。
本日は福岡県民なら誰でも知っている【牧のうどん】のマーケティングトレースです!
実はうどんの発祥地は博多だった
うどんといえば「讃岐」で、発祥の地は「香川県」と思っている方が多いかもしれませんが、実は「博多」だそうです。
福岡市博多区の承天寺には「饂飩蕎麦発祥の地」という石碑があり、麺を食べる文化は博多から全国へと普及したと考えられています。
※ちなみに博多祇園山笠の発祥の地ともされています。
■牧のうどんについて
社名:株式会社釜揚げ牧のうどん
本店:牧のうどん加布里本店(JR加布里駅より徒歩10分)
福岡県糸島市神在1334-1 電話092-322-3091
設立:1976年(ルーツ:1973年に加布里で創業した「畑中製麺所」という製麺所)
店舗数:福岡・佐賀・長崎県内で18店舗(2020年1月現在 会社HPより)
※ちなみに面やスープは一箇所で製造して、そこから毎日配送しているらしいので無理に拡張は出来ない。
愛称:「マッキー」「まきの」
店名由来:「牧」とは本店のある糸島市加布里の地名で、店舗が開店した際に地元の人から「牧にあるうどん屋」と呼ばれたことにより「牧のうどん」になったとか
牧のうどんが長年愛される理由
・ぶよぶよの柔らかい麺
→食べてみると実感しますが、ほんと柔らかいです。でもちゃんとコシはあります。ちなみに麺の硬さは「軟めん」「中めん」「硬めん」の3種類を選ぶことが出来ます。
・追加のスープが入ったヤカンもセット
→なんとうどんと一緒にスープが入ったヤカンも出てくるんです。
ぶよぶよの麺が出汁をグイグイ吸ってしまうので必ず途中で出汁を注ぎ足すためです。
・ネギ、天かす入れ放題
→私は毎回これでもかっ!というぐらい入れています。
こんな感じです。食べ終わった後は口の中がネギ臭満載です!
・店員のおばちゃんの接客がいい!
→半袖の制服に三角巾被って、オレンジのエプロンで博多弁を喋りながら、ちょっとガサツな感じでそれでいてちょっとお茶目な感じのおばちゃん達です。
2019年4月に【秘密のケンミンSHOW】でも取り上げられ話題に。
■3C分析
自社の強み:何といっても福岡県民のソウルフードとして昭和・平成・令和と本当に長年にわたって愛され続けていることだと思います。
時代の変化が早いなかで変わらぬスタイル、味を貫き続ける企業姿勢は見事だと思います。
何気に新商品にもチャレンジする企業姿勢も素晴らしい!
https://www.makinoudon.jp/cont2/main.html
お客様:もう老略男女問わず福岡県民全員ですね。友達と来る人も入れば
家族づれで来る人も、もちろん男性、女性お一人様でも何の問題もなく入りやすい店構えです。
競合:チェーン展開している店舗という視点で記載すると。
資さんうどん:牧のうどんと並ぶ老舗。北九州発祥で、なんと現在43店舗営業。24時間営業でなんと100種類以上のメニュー。
大地のうどん:博多の店舗はほぼ毎日行列状態。オススメはごぼう天うどん。インスタに乗せ甲斐のあるメニュー満載です。
丸亀製麺、はなまるうどん:皆さまご存知全国展開のうどん店ですので省略。
■4P分析
商品:言わずと知れた唯一無二の牧のうどんならではの提供スタイルですよね。創業から変わらない店構え、メニューの提供スタイル。
麺、そしてヤカンに入ったスープ。どこにも真似できない最強の商品だと思います。
価格:同じうどん業界と比べると価格競争力は強くはないが
ラーメン、ファーストフード、カフェと比較すると断然安いと思います。
※メニュー一覧はこちら
販売場所:通販など実施していないので現在「牧のうどん」が食べれるのは既存の18店舗のみです。もしも東京から飛行機で来るとなると福岡空港近くに店舗あります。また博多駅バスターミナル地下1Fにも店舗はあります。
販促活動・PR:口コミやメディアからの取材のみですね!
インスタでも#牧のうどんでのアップも増えてきています。
■私がCMOだったら
①まず競合は同じうどん屋ではなく他の飲食サービス店と考える。
②麺とスープの製造及び運搬理由により広範囲に店舗を構える事が出来ないのでニッチな場所への出店、他業種とのコラボ出店など考える。
例)駅ホーム、企業内社食堂、学校給食、大学学食内、スポーツジム内に提供。もつ鍋や、水炊きなどの〆用に麺を提供する。
③通販への挑戦!あの麺を再現するのは難しいかな〜
④定額制サービス開始 など
そもそも拡大するのが良いのかという視点もあると思います。
店舗あまり多くなくて、なかなか食べれないからというのも一つの価値だと思いますし。
以上、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
皆様も福岡にお越しの際はぜひマッキーへお立寄りください。