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IT絡みの広告は主語を整えて読む

”が”を警戒しよう

この1959年(昭和34年)に第一版が出たこの本が述べていた一言。
”が”という助詞は簡単に使えるのでついつい使っちゃうのだが、それでは相手にちゃんと意図が伝わらないことも多い。気をつけて使いましょうね、とざっくりというとそんな感じ(笑)。

IT絡みの広告を読む時にもこの”が”と同じように注意すべき点があって、そこを間違えないようにすると、間違った動きをせずに済みます。

主語に自分達を置くことができるか?

パッケージソフトや最近流行りのノーコード開発に繋がるクラウドサービスあれこれ。
とてもいいソフトだし、実現できることも数多くある。
しかし、こうしたソフトウェアの売り文句の多くは”売り手の人達”が自分達の目線で便利さを語っている場面がほとんど。
反対に具体的なユーザー像が明確になっているソフトウェア・サービスであれば、自分達を主語にして考えればマッチしているかどうかの判断がしやすい。

IT絡みの様々な新サービスの広告を読む時は主語に自分、もしくは自分達のビジネスを置いてみる。
その売り文句が本当に自分達に当てはまるのかどうかを考える。
これが”動かないコンピュータ”を防ぐ始めの第一歩とも言えます。

それでも必要だ!と思えるサービスであれば実際の導入を検討してみるといいですね。

”できること”と同じぐらい大切な”できない”こと

こうした新しいサービスを導入するかどうかの判断では、”できること”はもちろん、”できないこと”にも着目しておきましょう。
実際に利用するスタッフにとってはできなくなることのほうが大切だったりします。


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