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技術者と話す時は”オウム返し”

昔から僕がよく使っている技に今日は触れてみます。

”はい”と”わかりました”は一番信用できないキーワード

お客さんに説明した時や、技術担当者などに仕様説明した時の返事が
”はい” や ”わかりました” の場合、僕はほとんど信用してません^^;。
自分自身も返事をする時にはこの返事だけではなく、
”〜ということですね。”と自分の言葉で一言添えるようにしています。

”自分の言葉” と ”相手の言葉” は違う

同じキーワード、日本語を話していてもそれに対する捉え方・意味等は1人1人異なっていることが少なくありません。 特に仕事・業務に関しては、普段から触れている人とそうじゃない人では見える景色も異なるので、たとえ同じ言葉を使っていたとしても意味が全く異なる場面が少なくない。

コミュニケーションは伝わった事が全て

回線契約の営業トーク等でトラブるのは、”言ったはず” ”いや、聞いてない”という押し問答みたいな状態。

業者に対してなら、”相手に伝わったことを確認していない方が悪い” し、お客さん側も、”相手の言った事をちゃんと理解した、と相手に伝えなかった方が悪い” とも言えます。 どちらか片方が悪いって言い切るのは楽かも知れませんが、双方が相手に伝わった事を確認していれば防げる話だと思います。

もちろん、多くの場合、営業トークする側が売ることだけを中心にして、説明も中途半端な状態で進める事が少なくない、というのもよくある話ですが・・・。

オウム返しの法則

”はい、分かりました”だけでなく、相手の言った言葉を自分の言葉として返してみましょう。
□ この回線切替えをすれば、今までのやつは〜になるんですね。
  →ここで疑問や不安が出てきたら、先に進めちゃダメ。
□ この業務の中心は◯◯で、特に△△は注意して考えます
  → 自分が理解できていない時には言葉が出てきません。相手に
    補足説明を求めましょう
etc………….

後からトラブる事を避けるためには、オウム返しのように、返事をしてみると双方が同じ言葉・意味を理解していることを伝えられるようになります。
面倒くさそうにするような人でしたら、そういう方は信用できない可能性が高いので、注意しましょう(笑)。


できる”IT技術者”は国語力が高い

IT技術に長けているのは当然として、ユーザー目線できちんと相手に伝えられる言葉を持っている技術者は国語力が非常に高い。話をしている相手の目線・考え方に沿った話し方ができるはずです。

自社のIT環境を整えたい、ウェブサイトを製作したいとなった時に、そうしたきちんとコミュニケーションを取れる技術者に出会えたら幸せですが、そうじゃない時には、今日話をした”オウム返しの法則”をうまく使ってやり取りしてください。 きっとコミュニケーションロスによるトラブルを防ぐ事ができるはずです。

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