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再開後キーマンになるポテンシャルを持つ常田克人

リーグ戦休止期間中で移籍・試合ともに目新しいニュースがない中であったがここで青天の霹靂。いいニュースが入ってきた。

■久々の朗報となった常田克人の加入

青森山田出身の左利きの長身CB。柏レイソルの神谷優太とともに青森山田で注目されていたことは強く記憶に残っているので個人的には熱いニュースである。187㎝82kgと恵まれた体格と左足から繰り出される正確なフィードが持ち味であるが、なかなか準レギュラー・カップ戦要員という立場から抜け出せず…。

集中力・安定感が足りず、仙台では左SBで試されることもあった。4バック化によるポジションの減少、SB柳の加入で押し出される形になったが仙台のサポーターからの期待は高い。

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■なぜ加入することになったのか

リーグ再開が不透明でそもそも計画通りに行ってるチーム自体が世界的に見ても少ないということはあるが、この時期に加入することになった理由は気になる点である。

①過密日程に備えて

②長身CBの(質的な意味での)不足

③仙台側からの売り込み

④怪我人

可能性が高い順に並べるとこのあたりか。

①多くの山雅サポが危惧しているようにコロナの影響で夏場の過密日程が今シーズン、大きなネックになる可能性は高い。CBに加えて左SBもできるので日程変更を踏まえて動き出したのではと考察できる。

②開幕戦は橋内・森下だったが、セットプレーや高さが課題になってくるのは明らか。常田の持つカバーリング能力やフィード能力を考えると橋内or乾と常田が組まされても何ら不思議ではない。

↑このインタビューで自身の能力については細かく話している。

服部と三ツ田を中心に高さには対抗していく構想であったはずだが、試合に出ていなければ意味はない。シーズンを戦っていく中で「足りない」という判断がキャンプを通してあったのかもしれない。

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③先ほども書いたように2CBにはチームの顔になりつつあるシマオ・マテに加え、平岡、キムジョンヤ、さらに開幕スタメンの吉野も対応可能。左SBにはボタフォゴからブラジル人のパラ、木山監督からの評価も高い柳が加入したので仮に山雅でなかったとしても"決断の時期"であったことは間違いない。すでにA契約になっているので柳加入→常田放出→前線の選手加入というように枠をやりくりする可能性はある。

④怪我については考察が難しい。開幕にむけてCBの怪我人が多かったのは事実としてあるが、中断期間中に復帰が濃厚。ここまでで長期離脱などの情報もないことから、もしここ数日で怪我人が出たにしてもここまで急転直下で緊急補強→移籍発表をすることになるのか?といわれると可能性は薄いのではないかと考察する。

■山雅のキーマンとなることを期待

攻撃ではある程度、量・質で手応えを得ることができたのでこれからは自ずとCBは重要なポジションになってくる。さらに飯田が去った時点で長身のCBはかなり重要視されていたので、もし再開後ポジションを掴むようならキーマンとなってくる。

期限付き移籍が多くなることは不安点でもあるが、今年に関しては「昇格に向かうこと」「監督に多くの駒を用意すること」は何より重要。壁をつくることなく(絶対借りパクするくらいの)温かい気持ちで迎え入れたい。

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