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脳卒中による障害

こんにちは。今日は脳卒中による障害についてお話します。

脳卒中による障害は脳出血や脳梗塞の場所によって、現れる障害が異なってきます。「意識障害」をはじめ、「認知症」、「失語症」、「失認」、「失行」、「抑うつ」などの認知障害、「嚥下障害」、「眼球運動障害」、「構音障害」などの脳神経障害、「片麻痺」、「運動失調」などの運動障害、さらに「しびれ」、「痛み」などの感覚障害、「便秘」、「失禁」などの自律神経障害と極めて多種多様です。

脳の損傷部位によりこれらの症状が組み合わさって出現するので、症状の把握も難しいと感じることも多々あります。また長期間の臥床によって、関節拘縮や筋萎縮などによる運動障害、すなわち「廃用症候群」が加わり、症状はさらに複雑になります。そのため、一人ひとりの患者さんに最も適したオーダーメイドの理学療法プログラムが必要となります。

実際の臨床でもよくみられるのが、「右上下肢運動麻痺・感覚障害」に「運動性失語」や「左半側空間無視」に「重度の左運動麻痺」などです。

そこで、CTやMRIなど画像を見て、どのような症状が現れるのかを予測して評価を行うことが非常に大切になってきます。

画像の見方についても、またお話出来たらいいなと思います。


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