【相場分析11/7】金利は低下、株は上昇、ドル高/FRB当局者の牽制発言も金利は低下
【概要】
米国市場は、金利が上昇、株は上昇、ドル高。
FRB当局者による金融引き締め維持の強いメッセージにも債券市場への反応は鈍い。
以下では、今後のマーケットや金利見通し・注目の投資商品を詳しくご紹介。
【主なニュース】
・シカゴ連銀グールズビー総裁
「あらかじめコミットしない(政策金利はデータ次第)」(投票権あり)
・ミネアポリス連銀カシュカリ総裁
「必要なら利上げ、データ次第」(投票権あり)
・FRBウォラー理事
「労働市場は需給バランスが正常化しつつある」(投票権あり)
・FRBボウマン理事
「更なる利上げ必要との認識」(投票権あり)
・米3年物国債入札が堅調で今週の入札が楽観ムード
・RBAが予想通り25bps利上げするも今後の見通しハト派と市場が判断
・UBSが6年ぶり四半期赤字クレディスイス統合が足かせに
・イスラエル通貨シェケルが戦争前の水準に回復
・米退職者数がFRB予測を大きく上回る
・中国はオマーンに軍事施設建設を計画
【金利】
米国債金利は、10年と2年がともに下落。
この日、FRB当局者の発言が多かったが、いづれも利下げへの言及はなかった。
データ次第としつつも、追加利上げの選択肢を残したやや牽制スタンスで市場の楽観ムードに釘を刺した。
しかし、債券市場はあまり材料視せず先物市場でも来年の利下げを4回織り込んでいる。
FRBは、経済データで見通しを判断するスタンスを強調しており、
引き続き、経済指標での金利変動が大きくでやすい地合いになってきている。
一方、債券市場は米四半期決算での企業の悪い業績見通しなどを織り込み始めており、FRBの利下げ時期が早まるシナリオを描いている。
【株式】
ここから先は
703字
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?