ケープタウンの四つの季節の顔を楽しむ。
ケープタウンは、見事に四季がある。
ぼくは、南アフリカにくるときに、長ズボンは3つ、長袖も3つしか持ってきていなかった。
南アフリカの平均の年間気温は、20℃くらいとGoogleさんが教えてくれたからであり、アフリカって年中暑いんでしょというイメージを持っているひとも多いだろう。
案の定、痛い目をみている。
南アフリカもアメリカや日本のように緯度の違いによる気候が異なる。
同じ南アフリカでも経済の都市ヨハネスブルグあたりは、1日の寒暖差はあるものの四季は少なく、冬でも暖かく過ごせるようだ。
しかし、ぼくのいるケープタウンは、ここ数日雨が多く気温も13-15℃程度を推移している。四季がきちんとあり、寒いときは寒い。
それを知らなかったぼくは温かさ慣れをしすぎてしまい、最近の気温の低さにより、外出が減っている。熊のようだ。
いくら、南アフリカの服のクオリティが日本のそれとレベル差が激しくても、3着だけの長袖シャツではこの気温は乗り越えることができない。
だから、渋々ではあるが、こっちでお洋服の調達もしている。
最近、ランニング中にたまたま見つけたフィットネスクラブで販売しているトレーナーを買った。
ハッスルの文字が可愛くて、思わず衝動買いをした。
また、woolwoorthというオーストラリアでシェアNo.1の成城石井のようなスーパー南アフリカにも展開している。
そこでは食品だけではなく、キッチン用品、日用品、生活雑貨、アパレルが売られている。
アパレルに関しては、バーニーズニューヨークのように少しハイクオリティの服も展開されており、そこのトレーナーとパジャマ用の長袖シャツもいくつか購入して、ぼくはこの秋冬を乗り越えようとしている。
ところで、ぼくは32年間日本で育ったものだから、年に一度つまり9ヶ月に一度は冬を体験している。
しかし、去年から今年の四季の逆転によって、秋と冬を迎えるまでに、プラスで6ヶ月も温かい気候を過ごしてしまっており、秋冬の心構えができていない。
そのため、少し気温が下がると怯えている。
ケープタウンの夏の気候が幸せすぎたので、その反動によるイヤイヤ感が大きくのしかかっている。
今の家には、北欧のようなザ薪のストーブが完備されているので、寒いながらも初体験という意味では楽しみだ。
流石に、寒いといっても日本の冬ほどは寒くないようで、朝晩は1桁台になるが、日中は割と16℃くらいと過ごしやすい冬のようだ。
南半球にある南アフリカは、11月から2月くらいまで北半球の皆様が冬を過ごしたく無いために、南アフリカで過ごす人が多い。
そのため、Airbなどもその期間はかなり混んでいて予約が取りにくかったし、金額も高めにプライシングされていた。
街中にも多くの旅行客のような方々が見えて、それが日常だったが、最近はようやく人の流れも落ち着いていて、"本来"というべきなのかケープタウンのもう一つの顔を伺うことができている。
1人のパートナーと1年を過ごすことで季節によった素顔を見られることができるように、1つの国で、1年を過ごすことでまたいろんな発見があるなぁと感じている。
以上、南アフリカの気温事情と気温への私情のお話。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?