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賞味期限に気を配った麻婆豆腐づくり。

以前も、賞味期限について書いたが、その第二弾を書く。

今回については、ぼくが守りたいというよりも、お店よ守ってくれ。という依頼である。

まず、こっちの人はおそらく胃腸が強い。こっちが強いのか日本人が弱すぎるのか。
日本人の中でも、東南アジアやインドの旅行後にPPになる人は多いかもしれないので、日本人が弱いと捉えた方がいいだろう。

食べ比べをしたわけではないが、こっちの人は多少の生具合やこげ具合は気にしないし、賞味期限も気にしない。

こないだ一緒に住んでいた70くらいの南アフリカに住む白人のおじちゃんの冷蔵庫には、多くの賞味期限切れの調味料や食材があった。
彼がなんの気もなく、これ食べなよというので、以前の経験から賞味期限を確認し、
"ごめん、ぼく、お腹弱いから賞味期限切れてると食べられないんだ"と伝えたら、何を言ってるんだ?どういう意味だ?というトーンでぼくが咎められた。笑

最近シェアハウスをはじめたことで、料理はできるのかい。と聞かれたぼくは、人並みにはできるけどと答えていた。
日本人の食文化のプライドなのか、彼らの期待に少し答えたくて、日本料理を作りたいと思っていた。

しかし、日本料理の良さは、調味料にあるとぼくはこの半年間で感じている。その調味料が中々こっちでは手に入らないのだ。
厳密にいうと、売っているのだが、"賞味期限"が爆切れしている。笑

タイ料理や中華、韓国料理などのアジア料理を提供する店やそれを求めている層が一定数いるので、ぼくの住む地域にも7,8店舗はそのような商品を取り扱う店がある。

ここには、例えば、醤油、味噌、みりん、酢、わさびなどなどが並んでいる。特に最後のWAZAについては、日本から輸入しているので、金額も高いがそれなりに質の高いものが揃っている。
その他の店は、日本のものというより、"アジアのものを揃えました"というお店であり、中国人が経営している。

そして、タイトルに戻るのだが、このアジアのもの揃えました屋さんは、そのほとんどが激しく賞味期限が切れている。
数日じゃない。数ヶ月だ。

7ヶ月切れのごま油

恐らくその理由は3つあると推測している。

1つは、胃腸問題。
ちょっとやそっとの賞味期限切れでも、未開封の場合はなおさらノープログレムなのだろうから、多少切れていても、買う人がいるのだろう。

次に、関税と輸入の過酷さ。
ここは中国からも日本からも最も離れた地域にある国の一つだ。そのためこれらの商品を輸入するにも一苦労である。せっかく輸入した商品が、需要と供給のスピードが合わず、すぐに売れないのも仕方がない。
恐らく、毎回一気に仕入れているのもあり、その在庫が中々はけきらないことが考えられる。

最後は、シンプルに杜撰な性格だろう。笑
多分に、賞味期限を切れているなんてことは、スタッフの誰1人も気にしていない。

これらの要因があり、日本じゃとんでもなく考えられないが平気で賞味期限切れのものが売られている。

まとめると、そのせいもあり、ぼくは料理がしたくてもその求める調味料が売っているにも関わらず、賞味期限切れという状況もあり、揃わないので苦戦していた。

そんな中、昨日と今日で何件も周りどうにか麻婆豆腐を作るための、ごま油、甜麺醤(テンメンジャン)、豆板醬、辣油をかき集めて、麻婆豆腐を作ることができた。

調味料と麻婆豆腐の具材

ちなみに、豆腐も普通のスーパーには売っていないので、このアジアンショップで買うしかない。
ちなみに片栗粉は、ジッパーに粉だけ入っているので、このまま空港に行けば捕まる可能性もあるのではないかと思っている。
鶏がらスープは缶のどデカいものしか売っておらずら渋々近しいものを別の大型スーパーで代替させた。

店で豆腐を保存し、ブロック購入

日本にいた時ぶりに作ったので、6ヶ月ぶりくらいだ。
本当はトウチや山椒オイルなども欲しかったが、幾分イメージの80%くらいで美味しくつくることができた。

麻婆豆腐のできあがり

久々に、切る!焼く!ドン!という感じだけではなく、きちんと料理をしたので楽しかった。
ちなみに1人のイギリス人に食べてもらったが、初めて食べたので、It's goodくらいの感想しかもらえなかった。

ぼくは、sioの鳥羽周作さんの料理が好きで参考にさせてもらっている。

ぼくの、日本食づくりは、始まったばかりだ。がんばろう。

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