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美味しくないラーメンの街、ケープタウン

一昨日と昨日で、ケープタウンの良さを書いてきたが、急に今日はディスリを入れてしまう毎日投稿8日目の今日。
味の感想は、主観であり批判するのはナンセンスだが、明らかにこればかりは、日本のそれとは比較にならないので書いてしまう。

改めて、日本食のレベルの高さを感じるのである。

僕は、ケープタウンにある、ほとんどの日本食屋さんに足を運んだ。
(中国系オーナーのところと、日本人が経営しているところの二極化になっている)

ここにきて、最初の数週間は、レストランを使ったり、スーパーで300円のステーキを買ったり、ハンバーガーなどのいわゆる洋物の食事をしていたが、その生活はすぐに飽き、なるべく日本食屋に行っている。

ケープタウンシティセンターという地域は、ケープタウンのなかの渋谷、新宿のようなところで、スーパー、役所系、でかい病院、レストラン、パブ、クラブとなんでも揃っている。そのため、この約3km圏内のケープタウンシティセンターには10個くらいの日本食屋がある。そのうち、3つは日本人がお店をやっているので、よく訪れている。

余談だが、僕が初めてケープタウンに来た時は、そのケープタウンセンターでも最もデンジャラスな通りの"ロングストリート"というところの隣の通りにあるホテル(名前は、THE TOKYO)を借りていた。
南アフリカを知る多くの人が、治安の悪さを教えてくれていたので、さすがに僕も警戒心を高めて、TOKYOという最も安心ができそうな名前のホテルに滞在した。これは大当たりで、部屋の綺麗さ、スタッフの優しさなどは最高によかった。
(オーナーは日本人でもないし、日本に行ったこともないようだ。笑)
しかし、どこの通りが危ないなどの情報は渡航前は仕入れておらず、現地に着くまでわからなかった。
こちらに来て、知り合った人やUberの運転手に「危険なところに滞在してるなお前、クレイジーだな」って現地の人に教えてもらったのだ。

話をラーメンに戻す。
僕は、日本のラーメンは大好きで、まあ昼となれば、割とラーメン率は高かった。クライアント訪問や、ちょっと用事で違うところに訪れた際にはほぼその辺りにあるラーメン屋を訪れていた。
なので、そこそこラーメンの味の違いはわかると思っている。

そのラーメン好きの僕が、こっちのラーメンが苦手な理由はいくつかある。
まずは、麺が非常にまずい。というより、それラーメンなの?
という麺で、本当に小麦から作られているのかさえ、定かではない。
日本の手打ち麺製造会社が、こっちで展開したら、割とうまくいくのではないかと、今文章を書きながら感じたくらいだ。
興味を持った人がいたら調べてほしいし、繋ぎます。

次に、スープ。でもこれは、仕方がないことなのかもしれない。
日本のような、”だし”の文化がないので、スープに深みがない。味噌ラーメンでいうと、味噌汁に小麦の麺を入れて頑張って味を濃くしました。というようなものがラーメンとして提供されるイメージだ。
だから、そこにはコクもないし、繊細さもない。逆にこれが普通で、日本が異常なのかもしれない。

最後にトッピング。

ブログ用に撮っていたものではないので、適当かつ食べかけでもあるが、まあこんな感じなのである。

それぞれの食材の味の主張が激しくて、理解ができないnothingな食べ物となってしまっているのがとても残念なのである。

そして最後の残念が、価格だ。これらのラーメンの最低単価が1,500円程度なのである。
この金額は、六本木のトッピングしまくりの限定ラーメンと同じ価格だ。
この味で、この金額なのであれば、日本の本物を知ってしまっている僕は、どんなにラーメンが食べたくても中々手を出したくなくなるのである。
日本人がやっているお店のラーメンは、スープは目をつぶれるが、麺がおそらく本場のものがないのであろう、中途半端な麺(白っぽかったり、やわらかすぎて歯応えがなかったり)なので、ここでもラーメンは味わえいのだ。

また、現地の人がこれらのラーメンをとても好きで、よく食べているというところもまた悔しい。
どうにかして、本物のラーメンを味わってもらいたいものだ。

以上、普通のラーメン好きによるラーメンへの提言でした。

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