「ふゆみどり」が刷り上がりました
著者: 六甲もこ
メディア業界を離れて4年近くになりますが、今年からまた編集業務に携わることになりました。と、言っても、あくまで趣味の範囲内。所属している短歌結社「ハワイ短歌会」の機関紙「ふゆみどり」の編集長職を受け継ぐことになったのです。
最初は張り切って、会員の年齢層に合わせた読み物や情報紹介等、色々な特集や記事を考えました。
が、会員皆さんの作品(8首ずつ)、交流している結社からの歌やエッセイなどを組み入れていくと、自由になるページは殆どなく、さらに予算を含め制約がある中で、今までの伝統を大切にしつつ、新しい色も少しずつ加えて、どうにか印刷まで持っていく事が出来ました。サポートしてくださった皆さんに感謝です。
この機関紙は以下を念頭に編集しました。
今まで詠んだ歌の数々を一堂に並べ紹介することで、新たな気付きや創作意欲を。
難しいイメージが付きまといがちな短歌への敷居を低くし、広い世代の人々にアピール。
「ハワイ発」を意識し、短歌発祥の地である日本の結社との交流を深める。普段英語で生活している私たちは、どうしても日本語的に拙い部分があるのですが(または、固過ぎたり古過ぎたり笑)、日本の方々の歌から大いに学んでいます。そして、
これはあくまで自己満足なんですが、何も素地の無いところより一から積み上げて来た私たち自身の成長の再確認。
商業誌ではないため、発行部数やクライアントの思惑等は一切考えずに、純粋な「短歌への思い」のみを全面に打ち出して作り上げる事が出来ました。
まだまだ足りない部分だらけですが、それでも思いが形になるとは嬉しいものですね。以前こちらの記事でも書きましたが、ふゆみどりとはハワイ独自の季語で、「冬でも青々とした植生」と言う意味です。この言葉通り、いつまでも色褪せない、元気な雑誌であり続けたいと思っています。
因みに、ハワイ短歌会のNoteも出来ました。こちらは、私が直接携わっているわけではありませんが、ぜひポチッと応援宜しくお願いいたします。
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