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アメリカ家電の寿命と流行

著者:六甲もこ

今日もまたお仕事とはあまり関係のない話で申し訳ありません。

先日義母の食事を温めようとしていたら、突如電子レンジが壊れてしまいました。修理を頼もうと思ったのですが、修理の料金の方が新しく購入するより高くつきそうだったので、新しく購入することにしました。

私はそれほど電子レンジを利用する方ではないのですが(最近はエアフライヤーとインスタント・ポットばかり)、それでも毎日何やかやと電子レンジは使います。

義母は高齢で、あれこれ食事制限もあるため、最近は高齢者に特化した給食サービスを頼んでいます。毎週金曜日に、愛想の良いボランティアのおじさんが、冷凍された状態で1週間分の食事を届けてくれるのですが、それを解凍するのに電子レンジを利用しています。

また、週に3回、義母のヘルパーさんに来てもらっているのですが、彼女たちが蒸しタオルを作ったり、お弁当を温めるのにも電子レンジは不可欠なのです。

我が家の電子レンジは、フード一体型で、オーブンの上に取り付けるタイプ。カウンターに置くタイプなら簡単なのですが、フード一体型の場合、寸法をきっちり測らないといけません。

縦横と奥行きの寸法を測っていざ電器屋さんへ。郊外型の大きめなお店に行ったのですが、売り場に行ってみてびっくり!

何十種類と陳列しているフード一体型電子レンジの全てが、想定外に高価で、さらに色もクローム(シルバー系)ばかり。そういえば、最近のインテリア番組などに出てくるキッチン家電って、皆クロームですよね。

我が家の冷蔵庫やオーブンは、義母の趣味で全部白いので、できれば色を合わせたい所です。

お店の人に聞いてみたら、「メーカーによっては白もあるにはありますが、取り寄せになります」との事。白色が欲しいと伝えた時に彼の表情が、「マジで!90年代かよ」と困惑しているように見えたのは考えすぎでしょうか…

実はこの電子レンジ、白色家電が主流の20年近く前に購入したもので、まったく壊れる様子もなかったため、今まで何不自由なく使って来たものの、その間に世の中の流行は随分と変わっていたのですよね。

アメリカの家電はおしなべて頑丈です。特に洗濯機や乾燥機はシンプルながらもよほどの事がないと壊れず、図体も大きいです。音も大きく、繊細さは皆無。日本の家電の傾向とは全く対照的と言えそうです。

常に胴間声を張り上げている堅物オヤジのようなアメリカの家電、決して嫌いではないのですが、あまりにも壊れないので、買い替え時がわからないという欠点が。今回の電子レンジしかり、減価償却率はすごく良いかと思われます。

というわけで、1週間ほど待って、電子レンジが到着! 夫と友人がうんうん唸りながらオーブンの上に取り付けやっと使えるようになりました。想定外の値段にゲンナリしましたが、また10年以上活躍してくれると思われるため、すぐに元は取れることでしょう。



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