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ハワイでコロナ後にリストラされる⁉︎

筆者:ジョナ子

ワイキキで日本人旅行者を見かけるようになり、長かったパンデミックも終息したとほっとしていた先日のこと、実はそうでなかったことに気付かされた出来事が起こりました。

長年勤めていた職場で、正社員からパートに格下げされてしまいました。理由はコロナ禍の財政難。事実上リストラの対象となってしまったのです。

コロナ禍の2020年には、ハワイで3人に一人が職を失ったと言われています。職場でも同僚たちが次々と解雇されるのを複雑な気持ちで見送りました。私はかろうじて残された社員の一人だったのですが、まさかコロナ後にリストラされるとは…予想外でした。やられたー。

コロナ禍で「どんなことも起こりえる」と学び、私たちはタフになったと思います。そのおかげか今回人一倍エモーショナルな私が予想外にパニくらなかったのは良かったです。

それでも落ち込まなかったわけではありません。この通告を受けたあとすぐにnote に出そうとも考えましたが心がザワザワしていて、冷静になり気持ちの整理がついた今やっとブログを書いています。

何故ならやはりこのリストラ、コロナがメインの理由だとしても、それだけではないと感じたからです、

パラダイスと呼ばれながら、物価が高いことでは全米でトップをいくハワイ。住民は80歳になっても住宅ローンを払い続けるのが普通です。まして最近のインフレは相当なもので、この状況下でサラリーマンが突如正社員からパートに格下げされるということは、はっきり言って死活問題です。「辞めてもいいから」と言われているのに等しい。そんなことはハワイに住んでいる人なら誰でもわかります。

会社の再建。リストラ。新しく物事をスタートする際にはいらないもの、古いものを処分するのは必須というのも理解しています。

以前Netflilxで嵌った「こんまり流片付け術」では、いるかどうか迷っているものをいったん別の箱に入れてみるというプロセスがあったと記憶していますが、
私ってまさにその箱の中の着古したTシャツな状態?
これがリストラを言い渡されたあとの私の気持ちです。

「エイジズム」という言葉が頭をよぎりました。日本では年長者がリストラの対象になることが多いようですが、アメリカでは多くの会社がいくつまでも働く事が可能です。

62歳。六甲もこさんも以前ブログに書いていましたが、私の友人たちの間でも、何歳まで働く? いつ退職する? というテーマが話題にあがることが多くなりました。

私自身も、今の仕事をあと数年頑張って退職するのかしら? などとぼんやり考えることもありましたし、予定していたより早めにはなるけど、パートから徐々にフェイドアウトするという選択もありだったかもしれません。

今回の出来事で一つわかったことは、自分が退職する時は人から言われるのでなく、自分で決めたいということですね。


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