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子供5人育てながら仕事の奮闘記2(子供が生まれるまで)

コンビニを経営したいという夫の希望で、夫婦ともに会社を退職して
お店を開店します。

まわりに何もない環境での出店。オーナーが見つからなかった場所ですが
開店すると、たくさんのお客様が来店しました。
まわりに何もなかったから、不便だったのですね。
早朝は、これから仕事に行く方たちがお弁当を買っていき
主婦も日中に買い物に、一人暮らしの若い人も仕事帰りから夜にかけて、
子供たちは午後にお菓子やおもちゃを買いに。
ファーストフードもあったので、珍しさもあり注文は途切れることはありませんでした。

開店当初はつねに店内を動き回り、いつもお店にいました。
レジにお客様の列が並んで、「遅い」と苦情が来たり、
お店のゴミは外にあるごみ用のコンテナからあふれ、ご近所から苦情が来たり・・
謝ったり、対応したりで
売り場からバックヤードに入ると涙があふれてきました。

これまで、会社員で雇われる側(しかも入社して3年までの期間)だったので、トラブルがあっても指示を受けて動けばよかったのですが、
今度は「マネージャー」という立場で、対応を判断しないといけません。
何が正解なのかわからない。

やっと家に帰って休んでいると、電話がかかってきて(まだ携帯がない時代だったなぁ)
アルバイト社員が休みで人が足りない、だったり、
パート社員では対応できない何かがあったりで
お店に行かないといけません。
すぐにお店に行けないくらい、遠くに住みたい・・と思いました。

そんなこんなで、開店時の賑わいもひと段落して
毎日のペースが決まってきて、開店から2年くらいたったころだろうか。
当時24歳。

ふと、「子供が欲しいな」と思いました。
いままで、忙しすぎてそんなことも考えることがなかった。

そして、タイミングよく妊娠!
病院へ行くと、妊娠8週目。
超音波で小さな白いものが見えました。
小さな紙で映像を印刷したものを、後で産婦人科の先生からいただきました。
紙が折れないように大事に手帳に挟みます。
次は3週間後の妊娠11週目に行くことに。

仕事は、変わりなく毎日お店に行きました。
毎日がまぶしくて、嬉しくて、欠かさずに妊娠の日記をつけていました。

そして11週目に病院へ。
少し長めの診断でした。(つづく)



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