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プロジェクトマネージャー2ヶ月目の学び
2022年1月より都内Web制作会社にて主にPMとして勤務している、WAKA(@wakachan_web)です。
目まぐるしく日々が過ぎ去り、あっという間に2月も終わりましたが、月報として2ヶ月目の学びを書き記していきます。
スケジュール作成の学び
クライアントから案件を依頼されたときに、PMがまず行うのがスケジュールとお見積もりを算出することです。
ここではスケジュールの立て方について学んだことを記していきます。
まず、サイト制作においてのガントチャートの作業の流れはおおよそ下記の通りです。
ワイヤーフレーム → デザイン → 実装 → FIX → 公開
この流れに沿って、各プロジェクトごとの規模と公開日、そして何より大事な社内リソースを確認しつつ、各工数やクライアント確認を何回挟むかを調整し作成していきます。
以降はスケジュール作成にあたってのポイントを書き記していきます。
Point1. FIX日と公開日は分けるべき
プロジェクトによって公開作業に工数が多く発生するものがあるため、基本は分けたほうがベター。
逆にCMSの下書きを公開ボタンポチッとな程度の作業の場合は一緒にする場合もありますが、最終調整に想定より時間がかかる時のことも考慮しスケジュールに余裕がある場合は別日に設けた方が良いでしょう!
Point2. 公開日の指定
公開日は祝土日を挟まないこと。もし何か不具合があった場合に対応ができないため、休みの前日(主に金曜日)に公開対応を行うのはNGです。
クライアントから指定された公開日が上記に被り、公開作業を社内で行う必要がある場合は、その公開日がマストなのかを一度クライアントに確認した方が良いです。
Point3. 一つのプロジェクトの中で幾つかのPhaseを切る
プロジェクトの規模にもよりますが、例えばWebサイトを1つ作ります〜の場合、ワイヤーフレームFIX後に、まずPhase1でTOPページのデザイン作成を行います。
そして、TOPページのデザインがFIXしたら実装に入ります。その間、デザインは次のPhase2に置いている下層ページのデザイン作成に入ります。
そうすることでペンディングの状態がなくなるので、効率よくプロジェクトを進めることができます。社内リソースにおいても、デザインまるっと行なったのちに実装まるっと行なう流れだとものすごくボリューミーな作業工数になりますが分散することで、チームメンバーの負担も削減できます。ヤッター!!
Point4. 工数は余裕を持って算出すること
色々なプロジェクトが同時進行で走っているため、どうしても急ぎで対応しなければいけないプロジェクトでない限りは、余裕を持ったスケジューリングを行うことが吉。1営業日で作業できる内容だとしても、ギリギリの作業工数で置かないことで心に余裕が生まれます。
色々なプロジェクトで担当メンバーのリソースが被っていそうな時期は、特に余裕を持った工数で算出できるとベターです。
PMシートについての学び
プロジェクトが実施確定となった際に作成するのがPMシート。
このシートはそのプロジェクトに関係する情報の一元管理がされているもので、「プロジェクト概要」「進捗状況」「確定事項」「デザイン」などの参照先を記し、これを見れば携わっているメンバー全員が現段階での最新状況を把握することができるというハイパー優れたシートなのです。
これにより、下記3つの事項が実現できます。
1. 目標達成に向けて最短ゴールで目指す
2. 曖昧さを回避(個人の解釈の齟齬をなくす)
3. 一貫性を担保する
よくありがちな、「あのデータの最新版ってどこにあるの?」「この前のMTGで話しませんでしたっけ?」「今この進捗ってどうなってるんでしたっけ?」という無駄なリレーションを排除することで、クリエイティブに集中し円滑にプロジェクトを進めることが可能となります。
また、携わるメンバーたちに、主体性を持たせる役割もあります。
例えば、デザイナーがデザイン制作をする際にもただ作るだけではなく、このサイトはどんな概要や意図かあるかをPMシートは視覚化しているので、目的に沿った制作が可能です。制作が進んで迷いが生じた際にも、本来のサイトの目的を振り返ることができます。
つまり、「情報の一元管理&プロジェクトに軸を持たせる」のがPMシートというわけです!大事なシートだなぁ・・。
フィードバックへの学び
私がクライアントとのリレーションを担当している案件で、高齢者向けのバナーを作ることがありました。
おばあちゃんのイラストを使用したバナーを初稿提出したところ、クライアントから「おばあちゃん感が足りない」というフィードバックが来たのです。
おばあちゃん感・・・?どういうことだ・・?と戸惑い、PMの師である上司に助けを求めたところ、こんな言葉が帰ってきました。
「これはクライアントが答えを持っているけど、言語化が出来ていない例だね。」
クライアントの頭の中には、こんな感じのバナーを作って欲しいというイメージがあるけれど、クライアントは当然ノンデザイナーなので、それを言語化して私たちにうまく伝えることが難しい場合もある。
そんな時は、漠然とそれってどういうことですか?と質問するより、アップデートの提案をしながら質問すると、クライアントのイメージが具象化されて意思疎通が計りやすいのだそう。
今回を例に挙げると、
・類似するテーマのバナーを画像検索して、その画像を見せつつこんな感じですか?と聞いてみる
・ほうれい線をもっと深くするなどで見た目をおばあちゃんに寄せる
・カラーをオレンジなど暖色系に寄せて年代感を出す(サイト全体のトンマナに合わせ初稿バナーは寒色系だった)
以上のような方向性の修正はどうか?を提案してみながら改めてクライアントに聞いてみたところ、その方向性でお願いしますとご連絡いただき、無事に再校バナーでFIXすることができました!
クライアントを導く質問の仕方の重要性を感じた出来事でした。
業務外での学び
毎週水曜に開催される社内勉強報告会。
メンバーが持ち回りで最近学んだことを30分程度で発表するのですが、毎回めちゃめちゃ面白い!そしてみんなプレゼンが上手!
日頃、社内でこんなふうに自分の考えを言語化・視覚化する環境があるからこそ、場馴れして、実際にクライアントに提案する際に活かされているんだろうなと実感しています。自分もプレゼンマスターになるぞ!
報告会の内容詳細は書きませんが、特に2月に開催されたマーケティング概論は90分にも及ぶ超大作でその内容に、これお金払って聞くやつだよね・・・と震えながら聞いていました。
そこで得た話は、その後会った友達や家族に「ちょっと聞いて!この前会社でこんな話があったんだけど・・」と話して回るほど、感銘を受けた内容でした。
概要は、以前私も読んだ下記の本を基にしていた箇所が多くあったので、良ければこちらをどうぞ。
過去に読書記録もまとめています。
そんなこんなで残り試用期間も残り1ヶ月。
これまで以上に気を引き締めて頑張っていきます!
1ヶ月目の月報はこちらから。
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