方言ミュージカル「ヒーヌムンの生まれた海」稽古日誌#18

2020年12月14日(月)19:00~21:00 於:あしびの郷

前回から引き続き、シーン作りをしていきます。

発声練習・エクササイズ「名前鬼」
いつも通りの発声練習をして、「名前鬼」をしました。
走ると怖いので、歩いてやります。名前鬼のルールは簡単。鬼にタッチされたら自分が鬼になります。タッチされる前に誰かの名前を呼ぶと、呼ばれた人が鬼になります。鬼は次の誰かを狙っていきます。これを繰り返します。

シーン作り
シーン8からドンドコ作っていきます。
今回のルールは
「いつも見えるものは見せず、見えないはずの精霊や妖怪が見える世界」
です。
立ち位置はどこか?どこから出て、どこへはけるか?場所は?そこには何があるか?小道具は何を持ってるか?あるいは持っていないか?シーンからシーンの間はどういう顔をしていればいいか?
暗転をせずに次から次へとシーンを繰り出していきます。小劇場の演出法で今回のような大きな舞台を使いこなせるのか、演出の技量が試されているなあと思います。
シーン作りで大切なのは、各役者が自分の役どころを理解していること。
理解していれば「ここで何してるんですか?」と演出に聞くのではなく、
「ここでこれやってるんじゃないかと思うんだけどな」といえるようになるんじゃないかと、僕は思っています。そんなクリエイティブな人間を気付いたら僕たちは育てているのかもしれません。台本を読んで、想像力を広げて、自分の役は何をしているんだろうと考え、動き、他の人から刺激をたくさん受けて、舞台の上で息が楽にできるように、僕たちは稽古を繰り返します。

以上です。次回はヒーヌムンと子供たちが相撲を取るシーンから、どんどこシーン作りしていきますよ。今年中に全シーンを作るのは難しいかもしれないけど、出来るところまでやっていきますよ。

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