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【人工衛星の試験】熱試験のサイクル数の検討



はじめに

皆さんも人工衛星開発を普段行っていると思いますが,開発を行う中で環境試験を行うことと思います.

この環境試験の試験計画書を書くときに,迷うことが多いのではないかと思います.

例えば,

  • 温度範囲をどうすればよいのか

  • 試験目的をどうしようか

  • 1年程度運用するのに,試験は1週間だけどこれで何かわかるのか?

ということで悩むのではないかと思います.

そんなときに,JAXAが提供してくださっている

はとても役に立ちます.

しかし,内容が難しいことがあります.特に実際に衛星開発を経験してみないとよく分からないことも多くあります.

そんな資料たちの中で,今回は「環境信頼性ハンドブック」についてみていこうと思います.


環境試験信頼性要求ハンドブック

この資料には,主に試験の信頼性について書かれています.

私が参考にしたきっかけは,熱真空試験を行う際に,低温→高温のサイクルを何回行えばよいのか迷ったからです.

品質保証などの分野は,大学にいると割と適当になりがちですが,一度しっかり学びたいと思ったので取り組んでみます.

主に,確率分布である「ワイブル分布」を用いて,熱サイクルを8回以上行うことでスクリーニング率が99.9%以上になるということについてみていこうと思います.


ワイブル分布とは?

確率分布の一種なのですが,今回の肝となる確率モデルのことです.
いわゆるこんなものです.

以下,私の別のブログにまとめたので,詳細はご覧ください.


続編はお待ちください


さいごに

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