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教員が子どもに教えたいこと①

さて、ここからが本題と言っても良いでしょう。これまで私が自粛生活で変化したことを書いてきましたが、自粛生活で色々なことを考えた結果、子どもが持っていた方が良い能力はどのようなものか。教員になりたい身として子どもに教えたいことを考えていきます。

1,思考力、判断力を伸ばす

まずは子どもに思考力、判断力をつけるのはとても重要なことだと思いました。実際にこれは現行の学習指導要領でも言われていることですね。SNSの情報があふれる現代において、どの情報が正しいのか、自分で考えて取捨選択するというのはとても大事な能力です。新型コロナウイルスが流行りだして、何も知識がなく、なぜ自粛しなければならないのかも分からずに言いなりになっている子どもは多いと思います。なぜマスクをするのか、なぜ三密を避けるのか、自分で情報を得て、本当のことを知っている子どもは、生き抜く力が強いです。考えて、判断する力は今後ますます必要になることでしょう。


2.自主性、自律性を育てる

新型コロナウイルスの流行で学校に行って強制的に勉強させられることがなくなった今、自分から勉強する子、しない子の差はどんどん大きくなると思います。公立の小中学校だと、オンライン授業などもなく、宿題が出されるだけのところが多いようです。学校の宿題だけでは明らかに勉強量が足りていません。この機会に自分で問題集を買って予習を進めていた子どもは確実にその後大きな成長があるでしょう。問題集などを使わなくても、自分で興味を持ったことを調べたり、有意義に時間を使えた子どもは今後の人生の豊かさにも影響が出てくると思います。強制力がなくても、自主的に、能動的に学びを得る子どもを育てることが大切です。


3.数値、データに強くする

新型コロナウイルスで実際にどのくらいの人が亡くなって、致死率は何%か。かかった人数はどのように変化していて、検査数に対する陽性率はどのように変化しているのか。など、データから読み取れる情報は多くあります。データを正しく分析すると、今どれくらい危険なのか、自分はどれくらい危険なのか、冷静に考えることができます。テレビの報道やニュースが大げさに伝えた内容を聞いて、単に焦るのではなく、正確なデータを自分で読み取って、考えられるように育てたいです。そのためには、小さいうちから数値を使った計算に慣れることが必須で、小学校教育にももっと積極的に取り入れるべきだと思うのです。


今回はこの辺で。。