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映画「くちびるに歌を」レビュー

今回は、「くちびるに歌を」という映画を見ました。

この話は、ある事情を抱え、ピアノを弾けなくなってしまった元ピアニストが故郷の島に帰り、中学校の音楽の臨時講師となり、合唱部の顧問として成長していく話です。合唱部の生徒たちも様々な事情を抱えながらも、一生懸命に練習に励んでいる姿に胸を打たれます。


この映画を見て感じたことは、子ども達を見て先生自身も成長できたり、学べたりするということです。映画でも、純粋な子どもたちを見て、先生が音楽の楽しさに気づいたり、人との繋がりの大切さに気づいたり、諦めないことを決意したり、色々な面で成長していきます。教員は、子供達の姿を見てさらに学べたり成長できるという点で人生に少なからず影響を与えてくれる職業だと改めて思いました。


また、自閉症の兄を持つ少年が、「僕は兄のために生まれてきたから、将来に不安がない」と言っていたのがすごく印象的でした。「何のために生きているのか」と思う瞬間があるほど辛い出来事は誰にでもあるかもしれません。でも、誰かのために生きていると思えば自分の存在価値を見失うことはないし、前向きに生きていけるのかなと感じました。自閉症の兄の存在は、時に少年にとって負担な存在になっても、それを生きる意味と考えて頑張る姿はとても切なかったです。子どもでも、誰かにとって大切な人である必要があり、家族や友達からの愛情が大切だと感じました。


今回はこの辺で!