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経理部門における属人化からの脱却 #4 即戦力となる主任担当者の獲得

前回、私の提案を管理職に否決されたところまで書きました。

否決された内容は、①チーム内の業務分担の見直し、②主任担当者の獲得でした。
否決を伝えられた時期が業務繁忙の直後で、ガクッと気持ちが落ちたことを覚えています。自分が否定されたような気持ちでした。。

チャンスをラッキーにつなげる

当初の狙いは失敗に終わったものの、具体の対処(案)を管理職に提案していたことが幸いしました。

冬に、人事サイドの都合で人事異動が実施されたのです。
この人事異動に便乗し、別ラインから主任担当者を獲得することができました。チーム内の総人数が変わらないことから、私の担当する業務について、私を含めて2名から3名に増員することができました。

別ラインから主任担当者を獲得する口実は、次のとおりでした。

・別ラインは若手がメインでベテランが不在につきバランスが悪い。
・「私」のラインにいるベテラン(←「私」とほぼ同格)とトレードすることで人員構成が整う。
ベテランにラインを統括する業務を任せることで管理職に向けたトライアルになる

私の推測ではありますが、3つ目が最も刺さったように感じています。
私の利益ではなく、管理職サイドの課題認識を意識した提案としたことで、一定程度「聞く耳をもってもらえた」と思っています。
※管理職は、ベテランが管理職に上がるために統括業務を経験させたい意識が強い方でした。

獲得した主任技術者は、「私」が持ち合わせていない、日頃の取引に係る経理処理の判断、消費税法における判断の経験が豊富でした。
主に、連結子会社との個別の取引整理や経理処理の問い合わせ対応で実力を発揮しています。(本当に助かりました)

ここまでのまとめ

私が企図した提案自体は失敗したものの、現状を改善する動きを率先してしていたことにより思わぬ機会で有効に作用した、というお話でした。

次は、職人気質な「前任」とのやりとりにフォーカスした取組みをお伝えしたく思います。

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