帰省といえば

明けましておめでとうございます。
とうとう明けましたね。
明けてしまえば大晦日もただの昨日だし、元旦もただの今日。
三が日も明日明後日で片付けられる単純さ。
分かりやすくていいですね。

ということで世間的に帰省している人が多いと思うので今日はそれにちなんだ思い出。
時事ネタもちゃんと取り入れていくよ。
毎日更新だからね。

私の両親は共に鹿児島出身なので、帰省と言えば鹿児島だ。
鹿児島と言えば芋。
祖母は私が訪れる度に必ず芋を煮て待ち構えている。
ここで言う芋は複数種。
さつま芋、里芋、長芋、じゃが芋。
芋種は問わず、とりあえず煮るのが祖母流だ。

真ん中にどーんと置かれた芋煮の大皿。
そして箸と取り皿。
テーブルのスペースの合間を縫って置かれているのが祖母セレクトのお菓子たち。

定番はあのものすっごく甘いもちゃもちゃしたゼリー。
カラフルなやつ。
私はあれが結構好きだった。
どれがどの果物の味かは全然分かんないけどね。
甘すぎて。

で、あとはブルボン系の、固すぎない洋菓子。
祖母セレクトにしょっぱいお菓子はない。
甘いものを食べるか芋かの二択。
どっちも結構お腹に溜まるやつ。

しかもそれをオロナミンCで流す。
何故か常備されているオロナミンC。
栄養剤的な扱いをされつつ、子供にも出せる万能飲料。

祖父母の家あるあるだと思うんだけど、子供って暇じゃない?
大人は近況報告しあったりして忙しそうだけど、子供はなんにもすることない。
ゲームしたり、本読んでたりすると「せっかくおばあちゃんち来てるのに」って窘められるし。
かといってアニメ見せてくれるわけじゃないし。

そうすると、選択肢は「食べる」しかないわけよ。
それを祖母が見ると、もう既に食べてるのに、「もっと食べろ」と勧めてくるわけよ。
胃の容量には限界があるのよ。
しかも炭酸でお腹も膨れてるのよ。

そして頃合いを見計らって出てくる自家製金柑の砂糖漬け。
ヘビー級過ぎるデザートの登場。

いや好きだよ。
単品ではどれも好きだよ。
そういう風に育てられてるんだから、どれもこれも好きだよ。
でも、組み合わせ重すぎるよ。
おもてなしの精神が過ぎるんだよ。
どれで箸休めしたらいいかわかんない。
当時はみんな平気な顔をしてたから文句言えなかった。
三十年越しに今言う。
「おばあちゃん、私は割とおせんべいが好きだよ」。

はい。
この読んでも何の得にもならないエッセイは年始も毎日更新。
「すっごい暇でやることないよ」という方に最適です。
過去記事もいっぱいあるので是非読んでください。
羽鳥が喜びます。
ということで今年もよろしくお願いいたします。

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