峰麻美に女性ファンが出来ることで中村慎太郎が喜ぶ理由【イベントレポート】
9月27日(金)に高円寺のスポーツ居酒屋Kitenで、OWL magazineの刊行7ヶ月記念のイベントを開催しました。6ヶ月ではなく7ヶ月という少しはみ出た感じがOWL magazineらしいなと自嘲する次第ですが、イベントには30名近くの方が集まり、会場は満員となりました。
あ
あ
ありがとうございました!!!!
OWL magazineを初めて良かったのは、徐々に仲間が増えてきたこと。最初は5,6人のサッカー仲間で始めたことが、今では関係者と呼べるのはおおよそ15人!!
※イベントで使ったスライド。なんで構成員なのかは不明。
※寄稿の()内の部分はこれから寄稿してくれるかもしれない著者。
というわけで、これからも著者・寄稿者を増やしながら、OWL magazineひいては、Project OWL全体を進展させていく仲間を募っていこうと思います。
というわけで人員も絶賛募集なのですが、特に今来て欲しいのは、物腰が柔らかい人で、締め切り管理をしてくれる人です。もうちょっと記事を増やしていきたいという方針から考えると、管理業務をしてくれる人がどうしても必要です。
文章書かなくてもいいポジションなので、我々と一緒にわちゃわちゃサークル感を味わいつつやっていきたい奇特な方がいたらご連絡ください。多分女性のほうが向いているお仕事です!
さてさて、イベントの様子ですが、それについては動画があるのでそれを見てもらえたら十分かなと思います。後半に行くにつれて酔っ払ったハト氏(私)が黒くなっていきますが、酔っ払いの言うことなのであまり気にしないでください。
イベント動画を配信するノウハウが確立したので、次回からは会員専用などにして放送しようかと思います。
※途中で切るつもりがフルで撮ってしまいました。
さて、最後に表題について話したいと思います。
イベントでは最前列に女性二人が座っていました。OWL magazineのイベント参加者といえば、当然わたしがお目当てですよね?そうですよね?そうなんですよね?
などと、虚空に向けて問いかけ続けるも、彼女たちが見つめる先にいたのはわたしではなく峰麻美でした。
ぼくのような凡庸な顔をした既婚者男子には女性ファンなどおらんのです。いるなら是非来て下さい。※コノ記述ヲ、妻ニ、通報スル事ヲ、堅ク禁ジル。
ガガガガガ
ちょっとノイズが入ったようです。気にしないで下さい。二人は峰麻美のファンというか、ファンになりつつあるという状態だったそうです(もしかしたらお一方だけだったかもしれませんが)。
峰麻美の昭和女カチコミ記事を読み、その内容に共感して以来、ツイートなどを追ってくれていたそうです。
皆 さ ん!!!
こ れ で す よ!!!!!
これがわたしの望んだ世界なのです。これこそが、わたしが目指したアナスタシアなのです。
どういうことか説明しましょう。
OWL magazineの基本テーマは旅とサッカーです。とはいってもこれは厳密な縛りではありません。何せ靴下について書いた記事も掲載されているわけですから。
真のテーマは、「自己表現」であり「表現」です。「自己表現」と「表現」は厳密に言えば違うのですが、ぼくは物書きにとって必要なものは「自己表現」でいいと思っています。それをより汎用性が高い「表現」に近づけていくのは「最初の読者としての編集者」の仕事です。
つまり、旅とサッカーという基本テーマを使って、書き手の人間性を表現することがOWL magazineの目的の一つです。
サッカーの試合結果、勝ち点がいくつとか、誰が得点を取ったとかいう情報は、記録としてはずっと残りますが、印象としては翌週にはかなり色あせてしまいます。それは「情報」だからです。
「情報」にはもちろん価値がありますが、「情報」をメディアとして出していくためには、取材の独自性や速報性が問われます。そういったことはある程度基盤のあるメディアじゃないと難しいことで、noteを使ってゲリラ的に運営しているOWL magazineの仕事ではありません。
では何をするべきかというと、観客としてサッカーに関わる人の人間性について表現をしていくべきだと思っています。試合の情報はすぐに色あせます。これは経済用語でいう「フロー」です。
一方で、サッカーについてあれこれ考えた過程や、そういう人間が存在したことは永遠に色あせない「ストック」だと思っています。
フローは流れて消えていくもの、ストックは蓄積されていくものです。
まぁまぁ難しい話はここまでにするとして、要するにOWL magazineでは「書き手の人間性」を表現することを大切にしています。文章には個性が出ますし、日本における古代には「手紙の質」こそが恋愛において最も大事だと言われていたこともあります。
文章とは人間性の展示であり、文章の内容によって、書き手に対して良い印象を持つかどうかが決まります。これは技術的な問題もある程度はありますが、大事なのはやはり人間なのです。
そういう意味で、ぼくは峰麻美の人間性に絶対的な自信を持っていました。だからこそ、半ば強引にOWL magazineへと誘ったのです。
峰麻美は美しい女性ですが、美しいことは彼女のほんの一面でしかありません。いや、むしろ、それほど重要なことではないと言ってもいいかもしれません。
とはいえ、彼女のファンはやはり美しい峰麻美が好きです。それはそれで悪いことではありません。ただ、綺麗なだけでは女性ファンは出来ません。やはり彼女の考え方や人間性、表現の面白さ、あるいは、サッカーに対する深い愛情について理解してもらったことによって初めて女性ファンが出来るのではないかと思っています。
峰麻美がまだ記事を書く前に、屋下えまさんと話していたのが「書き続けるようになって麻美ちゃんに女性ファンが出来るといいね」ということでした。
だから、女性ファン(とおぼしき二人)がイベントまで来てくれたことで……。
キタキタキタキタ ハルガキターーーー!!!
と喜んだ次第です。
これはあくまでも一番目立つ峰麻美の事例ではありますが、やはりOWL magazineで書くことで、書き手の人間性が理解され、仲間が出来ていくという方向性に間違いはなかったと思っています。
それはぼくであってもそうだし、他の書き手であってもそうです。
そして、今この記事を読んでいるOWL magazineの読者の皆さま。
いつか寄稿してみて下さい。何本か書いてみるといつの間にかファンが出来ているかもしれません。あるいはそれは、友達という名前かもしれません。
OWL magazineは戦う雑誌です。情報を載せるのも決して楽な仕事ではありませんが、一記事一記事に人間性を込めるほうがやはりずっと大変です。
峰麻美は毎回記事が書きたくないとうめいていますが、それは彼女が全力で自分の表現をしているからです。優れた表現は苦しみの中から生まれてくるのです。
というわけでもぼくも非常に苦しくて、書くのが嫌だなぁと思うことも多いです。文章を書くのは楽しいことばかりではありません。というか基本苦しめです。
だけど、表現をしたいというのは本能なのでしょう。ぼくはぼくについて知って欲しいし、同じように思う仲間を待っています。
最後にロマンローランの名著『ジャン・クリストフ』の冒頭に載っている言葉を紹介したいと思います。
いずれの国の人たるを問わず、
苦しみ、闘い、ついには勝つべき、
あらゆる自由なる魂に、捧ぐ。
ロマン・ローラン
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