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錦繍 宮本輝 感想等

 宮本輝さんの錦繡の感想です
 最近、創作が止まっており、何かきっかけをと思い読み始めた。分量としては文庫本で216ページなので、原稿用紙の枚数にすれば360枚程度になるだろう。長編を読む苦しさを感じさせない小説で、一週間で読み切れた。
 なぜ読めたのかというと、展開につまらなさや冗長な部分が少ないからだろう。内容については詳しく書かないが、最初大きな事件が起こるわけである。そこを時間軸として、手紙の主である勝沼亜紀と有馬靖明の人生が書かれていく
 何が書いてあるのかというと、こじれた男女関係になる。おそらくここに書き出すと平坦になってしまうのでかかない
 登場人物がやり取りした手紙を読者が読むという、書簡体の形式でできている。二人の手紙のやり取りが、原稿用紙360枚分になるわけがないだろうという揚げ足取りをするのは禁物である
 創作の参考になるような吸収ができてよかった


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