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はと子劇場 ~エッセイ、小話、ときどき一句~

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支配人兼座長を務める鳩子の一人舞台です。 習性上一句詠みますが、季節感と硬軟を織り交ぜることは諦めるかもしれません。時々愛情出演する玉夫(鳩子の伴侶)は、傍観じゃなくて静観に徹し… もっと読む
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2023年4月の記事一覧

鳩子、鳥を観るの巻

鳥好きが高じた。 双眼鏡(注1)を買ってしまった。 某鳥の会がビギナー用にと勧めるものを入…

鳩子、ラッパーになるの巻

「痛っ」 栗林を歩いていると、頭に毬栗が落ちてきた。 「痛っ」 一歩下がり栗の木を見上げる…

試みた実験と語られない話

noteの仕組みを知るにあたり、一作目の短編小説『丘の上に吹く風』でハッシュタグを付けまくる…

激情型劇場

つい数年前まで「劇場型」を「激情型」だと思っていた。お恥ずかしいにも程があるが、事実であ…

【はと画廊】物語を知りたかった

2x=6 x=3 2とxの間には物語があるはずなのになぁ。 きっといい話だろうに。 どうして…

【はと画廊】勝負腹巻コンテスト2023 結果発表

いよいよ結果発表です。 実は今回、審査員長は行きずりの鴨にお願いしておりました。 真冬の…

ちびっと丸い人生

「ちびまる子みたいだね」 鳩子の人生をそう表する者がいた。 ちびで丸い? ちびっとしていることは否定しない。丸いかどうかは大きなお世話だ。多少丸いかもしれぬが、完全なる球体ではない。腹回りには、控えめに言って太めのちくわぶを一本巻いている程度の余禄はあるが、これはいざという時のための備蓄だ(注1)。海(注2)で溺れた際には、浮き輪となるやもしれぬのだから捨てたものではない。 私はそこそこ真面目に生きてきたつもりであるが、傍から見るとどうやら随分面白い(らしい)。何気