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数字でわかること、わからないこと

前回の記事「第三十一回文学フリマ東京を終えて、感じた「好き」の強さ。」を投稿してから、5日ほどが経過した。
ありがたいことにnote編集部お気に入りマガジンに取り上げていただいたのを皮切りに、
一気に閲覧数が伸び、たくさんの「スキ」をいただいた。
「好き」の強さについて書いた記事で、たくさんの「スキ」をもらえたことは、本当に嬉しい。
ここまで閲覧数が伸びたのは初めての経験だったので、胸を踊らせ、1日になんどもダッシュボードを確認してしまった。

これまでにわたしが投稿したいくつかの記事の閲覧数はそれぞれ100〜200ほど。
実際、それでも本当にすごいことだと思う。有名人でもないわたしの書いた記事をそれほどたくさんの人が見てくれていた。
しかし、前回の記事に関してはもう少しで10000という大台に乗ろうとしている。桁違いで驚いた。
それこそ1週間前にイベントに参加したばかりだったので、この数字に現実味が増す。

そう、あのイベントに来てくださったお客さんの何倍もの人数がわたしの記事を見てくれたのだ。
閲覧数の1を1人と仮定すると、つまり10000人のお客さんがわたしのブースに足を止め、作品を試し読みなりなんなりしてくれたことになる。
それが例え1秒しか滞在しなかったとしてもだ。
そう考えると、どうにかなってしまいそうだし、まさに天にも昇る心地だ。

厳しいご時世もあり、今回のイベントには参加できなかった人も大勢いると思う。
しかし、わたしの記事を見てくれた人は参加の有無にかかわらず「文学フリマ」や「創作」に興味を持っている人だと思うし、
そういう話だと、人類的に見るとわたしの記事を読んでいない人の方が圧倒的に多いわけで…
何が言いたいかというとつまり、「創作」を愛しているひとはたくさんいるんだな…と改めて実感した。
インターネットの宇宙の片隅にいるわたしのような人間の記事に目をとめてくださった方がこんなにいるのだから、
きっと世界にはほんとうに、数えきれないほどにたくさんの「創作への愛」で溢れている。それを肌で感じた。

実を言うと、自分の記事の閲覧数を気にしたのはこれが初めてのことだった。それまではあまり意識せずに好き勝手に更新していたから。
前回の記事は、note編集部の方々に取り上げていただいたり、「文学フリマ」という実在のイベントについて触れた記事だったからここまでたくさんの人に届いたのだ。
本当にありがたいことだ。

ただやっぱりそういう風に考えると、いつもの記事の閲覧数や毎回見てくれている方の存在を改めて嬉しく感じる。そういう部分は数字では計り知れない奇跡みたいなことだよなと思った。

前回の記事をたくさんの人が読んでくれたことによって、その数字が表すもの、それと同時に数字にとらわれない幸福も知ることができた。
これからも日常で感じるどんな些細なことも取りこぼさず、目に見える形に表現して生きていきたいな。

読んでくださった方、ありがとうございました。

とても励みになります。たくさんたくさん文章を書き続けます。