七月二十一日、強い雨
突然、轟音と共に土砂降りの雨が降って来た。
梅雨梅雨詐欺の晴天が続いた後の、久しぶりの雨だ。
こんな日に聴きたくなる曲がある。
安藤裕子の、この曲だ。
(この記事のタイトルも思いっきり被せてみた。)
六月生まれの長女が私のお腹の中にいた頃、この曲を聴きながら「十三日に生まれて来てもいいんだよ〜。」と話しかけていた程、とても好きな曲である。
大粒の雨が横殴りになって来た。
今月は何かとイベントの多い月だった。
アレが終われば次はコレ、コレが終われば次はアレ…
そんな中で子どもの発熱もあり、大事なイベントに無事参加出来るのだろうか…と心配しながら過ごす日々。
正直、私も少し疲れていた。
それがすべて一段落した今日。
家の中で降り頻る雨を眺めている。
まるで、空が「お疲れさま。今日は家でゆっくりしなよ。」と言ってくれているかのようだ。
私は時々こんな風に、何かの声が聞こえることがある。
「あのせいでうまくいかなかったんじゃない?」
「あれは本当によく頑張ったよね。」
「そんなんで大丈夫?」
「今日はもう休みなよ。」
私は勝手にそれらを何かのお告げのように思うことがあるけれど、結局それは全部、自分の中から湧き出てくる声だ。
自分が全部、自分のことを見ている。
頑張らなかったことも、丁寧にやったことも、ズルをしたことも、心を込めたことも、真剣だったことも、雑にしたことも、全部。
でもなんだかんだ今月は頑張った…方かなと思う。
だからきっと、空からの声が優しいのだ。
そんなことを考えていたら、雨は小ぶりになっていた。
今日はこのまま安藤裕子の力強く優しい声と共に、雨の日をゆったりと過ごそうと思う。
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