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霊道のある家に住んでます。

我が家が霊の通り道になっている。
実家もそうだったし、いまの一人暮らしの家もそう。
そういう話になった時、知り合い2人が「ウチもウチも」と言っていたので、確率的にそこそこいると思う。

まあ、金縛りにあうとか、ラップ音がうるさいとか、よく聞くアレです。

実家はもはや”溜まり場”と化していて、夜中は複数がざわざわ話したり物を動かしてる音が激しい(泊まりにきた人も「怖くないけど騒がしい」と言っていた)。

一人暮らしの方は静かなのだが、ぐるっと回って覗き込んできたり、面白半分に首を絞めてきたり、他意はないだろうになんかクセのある感じだ。寝ている時はまだ諦めもつくのだけど、活動時間に人感センサーになっている玄関の明かりがついたり消えたりすると、さすがにびびる。
昼も通るのかよ〜。っていう。そらそうか。

で、そういう体験があると、目に見えない世界のことも「そりゃあるだろうね」という気になるし、漫画『百鬼夜行抄』みたいに、上手に付き合っていけたらなあと思うのだ。

たとえば。
キョンキョン(霊感が強いことで有名)が、「夜更かししていると、寝る時間でしょと言わんばかりに突然部屋の電気が消えて便利」的なことをどこぞのエッセイでさらっと発言していたので私もそれに倣い、
テレビでもスマホでも「落ちた時が眠る時。もう寝る時間を知らせてくれてありがとう」と寝るようにした。その時「何時に起こして!」と言うと、朝は予定時刻に下から突き上げるようなドン!という衝撃で起こしてもらえるようになった。マジで便利!


ただ、これ、ものすごい勘違い、思い込みとも言える。


金縛りは脳が起きていて体が休んでいる「睡眠麻痺」の状態とか、ラップ音は錯覚や木材の乾燥が原因などと言われているわけだし。「そう思い込んでるだけじゃね?」という意見にはたしかにそうかも、と思う。

だけど一方で、「思い込みでもいいんじゃね?」という気もするのだ。私は、私が生まれる直前に亡くなった父に夢で初めて会ったことがあるけれど「脳が作り出した映像でしょ、願望でしょ、ただの夢でしょ」とは到底思えないリアルさだった。色、触った感触、会話のもろもろ…これは科学者がどう言おうと、いまもって私には「ほんとの出来事」だ。

そもそも脳もだけど、人体のメカニズムや自然界のこと、宇宙のこともわかっていないことがありすぎる。思い込みで大体きちゃってる。であれば、現実も思い込みだし、そんな執着せんでもよくないか?

たとえばこんなことがあった。
とある企画で、とある映画の助演女優さんに取材OKをもらっていたのだけど、入稿日になってNGになった。それありきでページを構成していたのだけど、ダメという相手に執着したってしょうがない。
するとすぐに「代わりにと言ってはなんですが…」と、間に入っていた映画会社の人から、主演俳優さんからコメントがもらえるという連絡がきた。実を言うと本命はその人だったけど、超多忙だしがっつりインタビューじゃないし…と勝手に忖度して取材申し込みを遠慮していた人だった。
もちろん編集ちゃんと大喜び。
執着を手放したら現実がぐにゃりと変わっていったのを体感した一例だ。


・・・というわけで、閑話休題。
家に霊道があるから何だって話なのだけど、悪いことばかりじゃないということだ。

「こうした霊的な存在もあるかもね。それだけ現実なんて不確定なんだから執着せず気軽に行こう。好きに生きよう」と思える。現実にべったりどっぷり張り付いてがんじがらめになっている時にそんな霊の気配を感じると「忘れた頃にまただよ!」と思いつつ、「そうだった、いま見えてる現実だけが全てじゃないんだった」と思考がゆるむのだ。

もちろんそれだけじゃ片手落ちで、やりたいことに本気で頑張るとか、挨拶をきちんとするとか、約束は守るとか、難しいなら連絡するとか・・・現実社会を蔑ろにしないことは大前提なのだけど。バランス大事、うん。

でもって、ほんとに有益な小ネタをお伝えすると、通り道(通る部屋)にお線香やお香を炊くとその日は来ないです(本願寺調べ)実家も、認知症の母が火をいじらないようにと仏壇のお線香を撤去してから溜まり場になっていった気がする。ご先祖さまへのお線香はご馳走と聞いて育ったのだけど、見知らぬ霊からは身を守る結界みたいな感じになってるのかもしれない(推測)。

もし、迷惑はかけられていないけどいつも霊が通っててちょっと嫌だなあ…と思われるかたがいたら、ためしにお線香・お香をどうぞ。


          *  *  *  *  *

ちなみに、鳩ちっちという相棒とやっている『鳩ちっちと本願寺のDEAD OR ALIVE』という音声コンテンツでも、目に見えない視点も交えつつココロとカラダについて発信している。

鳩ちっちは私とは全然違うアプローチで、目に見えない視点を取り入れつつ病気やその他の現実社会でおきるあれこれに向き合ってきた(彼女は彼女で不思議な体験をしているけれど)。

婦人科系の病気をさんざん経験したのちに子宮を全摘出した鳩ちっちが、当事者として現代医療の素晴らしさを実感しつつ、「病は気から」と言い切ったりするのが、身内ながらなかなか興味深い。毎回諸説ありの内容ながら、とりあえず実体験に基づいてしゃべるようにしているので、もしお耳を拝借することがあれば、ぬるりと温かく見守っていただきたく候(月と木の朝7:30に更新中)。

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Podcasts : https://podcasts.apple.com/us/podcast/鳩ちっちと本願寺のdead-or-alive/id1628025786

Spotify : https://open.spotify.com/show/4cTYGfkDw9s2KBagodMHgq

Amazon Music : https://music.amazon.co.jp/podcasts/95fa2e6c-c7f6-4c60-88e7-f06474f42494/鳩ちっちと本願寺のdead-or-alive



本日もお香なり。(本願寺)


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