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[四柱推命] 滴天髄 通神論9-3 干支総論 [和訳 現代語訳]

皆さま、こんにちは。波濤ろく🌊です。
前回のテーマは「干支総論」第2回。通根、透干についてだったわね。天干が地支に通根していれば、その天干は力強く働く🌱その逆も然り。ただし、通根、透干は必ずしも良いものではなく、忌神の通根、透干なんかは当然ない方が良い👿あとは、天干は違う五行の支にも通根する場合があるから、見落とさないようにしましょうね🔍👀
詳しくは前回の記事をチェック✨

今回のテーマは「干支総論」第3回。早速見ていきましょう🏃‍♀️💨

⚠️原文として載せている『滴天髄闡微』には、命式例が数多く取り上げられておりますが、割愛させていただきます🙇‍♀️
⚠️和訳、現代語訳の正しさについては保証いたしません💦
⚠️押さえておきたいポイントに「💡」印を付しています。

✅原文

💡1 天全一氣,不可使地德莫之載。

🌸原注

2 四甲四乙,而遇寅申卯酉,為地不載。

🌸任氏

3 天全一氣者,天干四甲、四乙、四丙、四丁、四戊、四己、四庚、四辛、四壬、四癸,皆是也。
💡4 地支不載者,地支與天干無生化也。
5 非特四甲四乙而遇申酉寅卯為不載,即全受克於地支。
6 或反克地支,或天干不顧地支,或地支不顧天干,皆為不載也。
7 如四乙酉者,受克於地支也;
8 四辛卯者,反克地支也。
💡9 必須地支之氣上升,天干之氣下降,則流通生化,而不至於偏枯,又得歲運安頓,非富亦貴矣。
💡10 如無升降之情,反有沖克之勢,皆為偏枯而貧賤矣。
11 宜細究之。

✅和訳 現代語訳

💡1 天の全ての気がひとつにまとまっている場合、地の徳にそれを受け入れさせないわけにはいかない。

🌸原注

2 四つの甲や四つの乙が寅、申、卯、酉に出会うと、地が天の気を受け入れられない。

🌸任氏

3 天の全ての気がひとつにまとまっているというのは、天干に四つの甲、四つの乙、四つの丙、四つの丁、四つの戊、四つの己、四つの庚、四つの辛、四つの壬、四つの癸が並ぶということである。
💡4 地支がこれを受け入れられないというのは、地支と天干との間に生化(相生関係)がないことを指している。
5 ただし、四つの甲や四つの乙が寅、申、卯、酉に出会ったときだけが受け入れられないわけではない。全ての干が地支から剋を受ける場合がこれに当たる。
6 逆に天干が地支を剋する場合、天干が地支を顧みず、地支が天干を顧みない場合も、受け入れられないことになる。
7 例えば、四つの乙が酉にある場合は、地支から剋を受けている。
8 四つの辛が卯にある場合は、逆に地支を剋している。
💡9 必ず地支の気が上昇し、天干の気が下降しなければならない。両者が流通し生化の作用が起こることで偏りや衰退に至らず、更に歳運が安定すれば富裕でなくとも貴命となる。
💡10 もし上昇下降の気配がなく、逆に冲や剋の勢いがある場合、いずれも偏りや衰退に至り、貧しく下賤になるものである。
11 これを詳細に吟味する必要がある。

✅波濤ろく🌊の解釈

1、3 天干が全て同じという珍しい命式の話。このことを「天全一気」と呼ぶみたいね✨これに加え、地支4つも同じ場合を「四位純全格」と呼んだりするみたいね。まあ、格局なんてあまり気にするものでもないけれど🤔

4、9 4つ揃った天干は、地支との関係においてその働き、作用が決まる。以下の条件を満たす場合、天干は地支に受け入れられる🙆‍♀️

  1. 天干、地支の間に相剋関係がない【⚠️必須条件】

  2. 同一五行の根がある🌱

  3. 冲剋の影響を受けていない支から生じられている🌬️

5、6、10 地支が天干を剋したり、天干が地支を剋したりする場合は、天干は地支に受け入れられない。それは即ち、天干地支の流通がなく、天干が揃っていることはただの偏りという扱いになる⚖️偏っている命式は貴命とは言えず、貧しく賤しいという判断をせざるを得ない😭

今回はここまで✨
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次回をお楽しみに、拜拜👋

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